
michelleさんの九子局は序盤にこのような風に打たれたそうです。
高段者の先生が5のような筋悪を打つとは意外でした。
上手はツケにはハネよの格言通りに下手がハネれば、戦いに強い上手が有利に打ち進めようという狙いでしょうが、下手が手を抜いてシマリでも打てば、筋悪が明らかになります。5のとなりの石に対してハネなど打っても響かず、もう一つの隅をシマればもう下手必勝です。というわけでシマリを打たれては上手はほかへカカリなどを打つよりなく下手の好きなタイミングで右辺に手を入れられます。

日本では上手はこのような進行を目指すことが多いです。
右辺の石を助けようという下手の心理を逆手に取ってあわてさせるところもありますが、石のバランスがよく中央へも向かっています。
中国は置き碁でも力で負かすのかもしれませんが、日本では下手は死活もヨセも苦手なので下手がミスをするたびに差が縮まるような碁を上手は目指します。
こんなことを書くと九子局なんて下手が無難に応じれば碁にならないのだからどう打ったってかまわないと言われそうですが、アメリカ人の友人と江戸時代さながらの三番手直りの真剣勝負をしていたので、置き碁においてもハメ手のたぐいは一度しか通用しないと実感してます。
その真剣勝負に至った理由はその友人が四子局で一度でも勝つと「四子ならもう勝てるのか!」とうれしそうに言うもんですから頭に来たわけです。(笑)
「今日は運がよくて勝たせていただきました」という態度なら別にかまわないのです。
そんなアメリカ人どこにいるのか知りませんが。(・∀・)
三番手直りで打つようになってからは五子より打ち込まれたことはなく、八子まで打ち込んだこともありました。かなりがっかりしてましたが、不遜な下手に容赦はしません。(゜ω゜)
余談が長くなりましたが、置き碁においても本手に勝るものはないということです。そして、michelleさんはこれを先生に言ってけんかしたりしないでくださいね。☆-(ゝ∀・)
