各国の景気対策等を好感して堅調な地合い続くも、上値は重い



日経平均            8,373.39 (△160.17)
日経225先物         8,370 (△230 )
TOPIX            829.03 (△ 11.81)
単純平均             236.03 (△ 2.06)
東証二部指数           1,939.46 (▼ 1.04)
日経ジャスダック平均       1,080.63 (△ 2.70)
東証マザーズ指数       303.59 (▼ 0.42)
東証一部
値上がり銘柄数         1,026銘柄
値下がり銘柄数          560銘柄
変わらず             123銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           86.76% ▼ 1.73%
売買高            15億8449万株(概算)
売買代金        1兆2224億6400万円(概算)
時価総額          268兆2501億円(概算)
為替(15時)          95.09円/米ドル


各国の景気対策などを受けて堅調な地合いが続いたものの、

上値の重さを再度確認することとなりました。

昨日のダウ平均は約7ヵ月ぶりに4連騰となり、
CMEの日経平均先物も8,500円をしっかりと上回ったことに加え、

寄り付き前の外国人売買動向も15日ぶりに買い越しとなるなど

支援材料には事欠かなかったにも関わらず、

心理的な節目である日経平均の8,500円を回復することはできませんでした。

実体経済の悪化に対する警戒感が引き続き相場の重しとなっているようです。

今晩の米国市場は休場となり、

明日は材料に乏しいなか引き続き上値の重い展開となりそうです。



◆個別銘柄◆ 



中国の利下げを受けて新興国関連が堅調となるも、業績悪化懸念の強い自動
車株は軟調


コマツ (6301) 1,070円 △45 円 :100株単位
中国の中央銀行が1%を超える大幅な利下げを行ったことから、中国の経済
成長が確保されるとの期待につながり、大幅上昇となりました。


シャープ (6753) 639円 △23 円
欧州第2位の電力会社と合弁で太陽電池を現地生産すると報じられたことから、
業績の拡大を期待した買いが集まり大幅高となりました。


武 田 (4502) 4,670円 △290 円 :100株単位
発行済み株式総数の1.35%にあたる1100万株を上限とする自社株取得枠を設
定したことに加え、10月21日から11月25日までに自社株560万500株を取得した
ことを発表、一株当たり利益の改善を期待した買いが集まり大幅高となりまし
た。


パナソニック (6752) 1,284円 ▼63 円
デジタル家電の販売が落ち込み、09年3月期の営業利益が当初予想から3割
以上減少すると報じられたことから、業績悪化を懸念する売りに押され大幅安
となりました。


富士重 (7270) 287円 ▼33 円
経営破綻した米小型ジェット機製造エクリプスに対する債権に取り立て不能
または遅延及び資産の毀損のおそれが生じたと発表、業績への影響を懸念する
売りが集まり、大幅安となりました。


東海カ (5301) 366円 ▼24 円
世界的な鉄鋼生産の減産状況を鑑み当面の間、黒鉛電極を約20%減産すると
発表、大幅安となりました。