神奈川県横浜市中区。 その港湾に所在している海上保安庁の基地。


  横浜海上防災基地
 普段は第三管区海上保安本部であり、横浜海上保安部庁舎となります。

 

 海上警察官の各種訓練や研究を主体に使用されている施設です。
 

 また大規模な事案、海上災害が発生すれば、情報収集や指令の中核となり
 

 巡視船から航空機まで投入される災害応急対策活動の拠点機能を果たします。

 

 


       基地周辺には、巡視船が停泊する設備も充実しています。


       係留されている監視艇みょうこう全長23m、総トン数52トン。


      東京都立大島海洋国際高等学校の大島丸は学生の航海学習。 

      海を学ぶ…いい言葉ですね。

 


      巡視船PLH31しきしまの雄姿。

      平成4年4月竣工した最大級の巡視船です。

      同年11月から翌年初め、プルトニウム海上輸送(仏)の護衛船として建造。

      排水量7,175トン、全長150m 全幅16,5m を20ノット以上で巡航。

      およそ37,000km(2万浬)相当の航続距離を誇ります。

      武装は35mm連装機関砲を2基、20mmガトリング砲2門。


      PLHの表示通りヘリコプターなら2機まで搭載できる広いデッキを備えます。

      対空捜索レーダーなど充実した装備で任務にあたります。

 


     基地に併設する『海上保安資料館 横浜館』です。

     工作船展示室があり、それは『九州南西海域工作船事件』での鹵獲船。

     それは平成13年 (2001年)12月22日の出来事。

     領海侵犯して日本海を高速度で逃走した北朝鮮の工作船です。

     海保の巡視船が、40ノットを超える高速艇の必要性を迫られた事案。

      (自動小銃、ロケット砲、無線機なども展示されているそうです。)

 

 

 

 


      横浜海上保安部

      日本最大の海上保安部であります。最高の機動力、優れた技術で任務を遂行。

      『治安の確保』、『海上交通の安全確保』、『海難救助』、『海上防災』

      『海洋環境保全』、『国内外機関との連携~協力』に活動すべく

      巡視船艇や航空機によって海の守りを果たしています。

 


      しきしま』以外にも多くの巡視船が停泊しています。

      基地施設をご覧ください。


       基地周辺にある埠頭と、遠くに『横浜マリンタワー

       横浜マリンタワーは、開港100年記念事業として建設されました。

       昭和36年(1961年)にOPEN。

       2006年に横浜の象徴としてリニューアル。

       大切な景観なのですね。

 


      この埠頭に巨大船舶ダイヤモンドプリンセスが停泊していました。

      Diamond  Princess.

      イギリスの船舶会社『P&O』が所有するクルーズ客船です。

 


      まるで山のような大きさ、装備も新しい近代的な客船です。

      建造したのは日本の三菱重工長崎造船所(2004年)

 


       2002年、造船所内で艤装中に火災をおこした『ダイヤモンド・プリンセス』。

       納入期日は03年に迫り、急遽…二番船としての『サファイヤ・プリンセス』を

       ダイヤモンド・プリンセスとして改修することで解決したのです。

       それで本来は、船体と名前は入れ替わる訳ですが。

       不運というよりも火災に遭っても生き残る強運さを賞賛したいですね。


       そんな…希望の虹 

       彼方のベイブリッジが見えますか。

 


         総排水量115,875トン  全長290m  全幅41,50m

         乗客2,670名以上  乗員1,238名

         ディーゼル機関 (9,450kw×2基、  8,400×2基)

         ガスタービン (25,000kw×1基)

         電動推進ポッド(20,000kw×2基)→ これはアジマス・スラスター。

         近年の船舶に使用される推進装置。水平方向の360度回転可能なポッドに

         スクリューを装備させた画期的なものです。

         これまで大型船が苦手とした小半径の旋回や離接岸時に水平移動を容易とします。

         (タグボートが不要になります。)

         赤レンガ倉庫と客船のシルエットが重なる…巨大さ

 

 

 


       まるで、街の一角を眺めているようです。


      赤レンガ倉庫2号館は、明治44年といいますから1911年に造られた保税倉庫。

      異国情緒を漂わせる横浜らしさ…を感じさせますね。

 

 

 


       あの関東大震災をも耐え抜き、損壊も3割ほどで済んだそうです。

       レンガの間には鉄骨を施す補強など堅牢丈夫な設計思想が窺えます。

       (組積造技術に於ける最高段階を示す建築で、国営保税倉庫建築としては模範)


       建物の全長は150メートル程、背面の構造に鉄骨のベランダを備えています。

       しかも日本初となる業務用昇降機、消火栓や避雷針が施工された赤レンガ倉庫。

       現在の1号倉庫内部は、文化施設となりました。

       食事やお買い物も楽しめる店舗や展示は2号館の赤レンガパークとして再生。

 

 

 

 


       海保の基地がある埠頭、赤レンガ倉庫もある広場から見渡す景観。

       みなとみらい21』にはランドマークタワー


       BASHAMICHI  ICE さん

       こんな熱い日には…もちろん冷たいアイスをいただきます。

       フルーツ尽くしいちご(470円)で甘き心地ですね…天晴れ。

 

 

 

 

 


       ようやく涼しくなった気分です。 オレンジ超~美味し~い。

       もしや…海保の皆さんも来店するのでしょうか…。船


   

 

 

 

お願い☆ 記事の無断転載を禁じさせていただきます(^-^)/。