小林一茶で有名な、長野県の信濃町方面から…新潟に向けて


ゆっくりと…国道18号線にある野尻バイパスを北上していきますと


野尻湖の入口交差点でお出迎えしてくれるのが親子のナウマンゾウ




実物大のレプリカモニュメントは、その緻密なディテールまで最新の研究で忠実に復元されているナウマンゾウの像なんです。



博物館への案内をしてくれていますから。












ドライブしてると真夜中でも~はっきり見えますよ。


いまにも足音を響かせて~歩き出しそうなナウマンゾウ親子。


とても立派な牙ですね。















西に位置する『黒姫山』と、東に見渡せる『斑尾山』に囲まれた高原の湖。


野尻湖は、太古のロマンと風光明媚な自然が美しい景勝地です。




この地の標高は、654メートルもあり、湖面4,56平方キロという広さ。


長野県にあるの天然の湖では、諏訪湖と並ぶ大きさを誇ります。


特に水深は38メートルを超えておりまして、その貯水量は諏訪湖を凌いでいます。


遙かな昔…火山活動が盛んな7万年前の時代、斑尾山黒姫山の噴火による噴出物に堰き止められ形成された説などがあります。



かつては、『信濃尻湖』と呼称された時代もあり…



いずれにせよ、現在の静かな景観からは信じがたい原始の息吹が秘められています。



まさに…未知のタイムカプセル…














上信越高原国立公園 野尻湖』 (のじりこ)


この湖には、絶滅種とされた珍しい藻類の『ホシツリモ』を再生しようと復元の研究もされています。


そして、あの『ナウマンゾウ』が発掘された歴史的に貴重な場所なんです。


氷河時代の大型哺乳類である『オオツノジカ』など多くの化石や狩猟していた人類の石器も発見されています。



豊富な水源地や狩猟対象、樹木などの採集に必要な山野がある…


動物にも人類の生息にも適した環境だったのでしょうか?。










現在も野尻湖に生息する水棲の生物や淡水魚であるウグイ…などの魚から


鰙(ワカサギ)や虹鱒(ニジマス)を漁業のために放流しています。




残念なことに、心無い釣り客などが興味本位に持ち込んだ外来魚が出没し


(ソウギョ、バス、ブルーギル など)


従来の生物環境を破壊…淘汰するのではないかと危惧されています。















野尻湖畔には、野尻湖ナウマンゾウ博物館がありますよ。


ここでは日夜、5万年とも言われる野尻湖周辺の自然研究が続けられています。


発掘化石から復元された、実物大の『ナウマンゾウ』と『オオツノジカ』を


見たかったなあ!。


館内に展示されている資料も豊富で、貴重な骨器や石器もあります。


 


開館時間は  AM9:00 ~ PM17:00


シラー一般 500円     ニコニコ子供 300円













今回の来訪は、夕暮れ刻で入館時間が過ぎ…見学は出来ませんでした。


ザンネンです。













博物館の周辺には、素朴な手作りのベンチがありました。


座って~お弁当を食べたかったなあ おにぎり





これは…クマさん?でしょうか。クマ










もちろん~ナウマンゾウさん。










オオツノジカさん~でしょう間違いなく。


いいなあ~面白い。
















側に立てられたボードには…湖の周辺に点在する


ナウマンゾウのモニュメントが設置された場所が記されています。


皆さんも探してみたら愉しいですよ。  あちこちに~ありますからね。










いっぱいあるんです。   私も散歩しながら発見しました。


湖の波止場や…通りの各所に…あるある 目  ゾウさん。












多いのは、金属製の板をカッティングしたタイプの…シンプルな芸術品。


どなたの発案でしょう。 様々なナウマンゾウと狩人の姿が描かれていて


失われた古代の息吹が感じられる…





こんな大型の哺乳動物が、堂々と跋扈する時代が日本列島にもあったんだ。














こうして美しく静かな野尻湖の畔には、民家やレストハウスもあり家


郵便局もあります。


貴女には、この景色を挿絵に描いて…手紙を投函したかったです。手紙












訪れた親子や恋人たちの想い出が残っているのでしょう…。












壮大な叙事詩を見るように、上空の雲と陽光が綾なす景色。











古代の水面は…もっと神々しい光に包まれて煌めいていたはず。


まぎれもなく考古学の聖地なのです。











見ているだけで…なんだか…心が洗われるような湖。


それは、歴史を知る者の先入観からでしょうか?




有史以来すらも…誰ひとり事実を知らないで暮らしてきた、原始の生物と人間の営み。



凍りついたミステリーとは?…悠久の刻を超えて蘇る…奥深い何かがあるから。




澄んだ湖の底に眠る…いまだ誰も知らない謎に惹かれるからでしょうね。
















さて、冒頭のナウマンゾウ親子。


月夜の下でも…はっきりと、その存在感が伝わります。満月




人気もない国道沿いに…通りかかり、真夜中に見たほうがリアルでしょう。


(どこか太古の幽霊のようかもしれません…)











やわらかな照明を光源にして浮かび上がる…エレファント














かつて…この列島で人類と関わった数知れぬ生物の痕跡がある地。


太古の月が煌々と照らす草原で、こうした親子ゾウの愛情ある姿があったに違いない。





美しい野尻湖に …訪れれば夢や愛の願いも叶う…不思議な湖畔の伝説とかありませんか (知りたいです)。



さて、そんな話しの真相は?。     まさに貴女と夢一夜…キラキラキラキラキラキラ













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ちいちゃくっても象なんだゾウ グッド! (クリック  プリーズ)


















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