北陸の駅に出現した黄色く塗装された鋼鉄の物体 …これは駅の建物ではありません。
突如、出現した超大型のダンプカーは何者!!
平成27年春の開業を待ち侘びる北陸新幹線。
東京を起点として長野、上越、富山、金沢、福井などの主要都市を経由し
大阪に至る延長約700kmという路線を目指しています。
まずは2015年春に開通する金沢までの区間。
これにより東京~金沢間の乗り換えは不要になり、約2時間30分で行き来できるのです。
石川県内では金沢より南下した小松市、JR小松駅の東側にあるもの?
それは世界的な建設機械メーカーの『コマツ』が運営する自社テーマパーク。
『こまつの杜(もり)』があるのです。
会社創立90周年を迎えた2011年、創業記念日の5月13日に一般公開されてました。
この一帯は、コマツの発祥の地である小松工場跡地なんです。
(小松市八日市町にある JR小松駅東側エリア)
コマツ(社長:野路國夫)が、100周年を迎える時、さらに未来を見据えた記念事業。
ヒューマン & テクノロジー
なによりも重要な経営資源である『人』と『技術』を伸ばしていくことがテーマ。
小松工場跡地に展開する、コマツ・グループのグローバルな人材育成の拠点。
コマツグループ社員の人材育成を担う『コマツウェイ総合研修センター』の建設。
一般開放エリアに、当地の旧本社社屋を復元した施設『わくわくコマツ館』
まず1階は、建設機械~産業機械の仕組みと技術の展示と体験コーナー。
建設機械のジオラマあり、迫力の3Dシアターなど体験できるコーナーを愉しめます。
2階に設けられたワークショップ、そして子供向けに理科や科学~純粋な好奇心を育みます。
環境…約2万平方メートルの広さに『里山ゾーン』。
身近な加賀地方の自然と触れ合える『小川ゾーン』、多くの水生植物や昆虫、鳥などの聖地で夏の自由研究はいかが?。
さあ、中央に位置する『遊びの広場』には、南米チリの銅鉱山で実際に稼働していた…
超大型ダンプトラック『コマツ930E』が爆臨しています!。
この巨人ダンプ『コマツ930E』は、米国イリノイ州の子会社コマツアメリカ(株)ピオリア工場にて開発~製造される世界最大級のダンプトラック。
展示車両の全高は7,3メートル、なんと最大積載量は297トンを誇ります。
海外で採掘される大規模鉱山が現場、鉱石運搬の力強い味方なんです。
日本に持ち込まれた展示車両は初めてのこと、チリにある銅鉱山で実際に使用されていました。
(アルゼンチンとの国境近くにある、ロス・ペランブレス銅鉱山)
スタッフが案内してくださる時間なら、実際に運転席まで上げてもらえますよ。
荷台(ベッセル)、後姿は~かなりスタイリッシュですね。
まるで~チョロQのようなデフォルメ感!(あまりに大きくて驚きます。)
季節柄~お盆の飾りつけ~されて、盆踊りとかするんでしょうか?。
ダンプ…というか、これはもう怪獣?? 表情ありますね。
このタイヤだけでも直径4メートル、普通のクルマほどありますから…
大きなダンプですが、南米の鉱山は広くて豆粒くらいにしか見えないでしょう。
凄いスケールと塊感で~見ていて楽しいです。
実は無人化されている。
多分、この方式はディーゼルエンジンで発電機を回して、その電気で走行モーター駆動するはずですが?。
このダンプ、危険な鉱山で縦横無尽に働くために、無人でコントロール運転できるんです。
オペレーターはGPSと無線でシステム・コントロール室から操っているそうです。
もう殆ど軍事車両の戦車とかより~派手な存在感ありすぎです。
(踏まれてみたい…^^)
ブリヂストンが供給する建設・鉱山車両用タイヤ。
サイズは、53/80R63 VRPS
外径 3,828mm 総幅 1,304mm
溝深さ 110,0mm 重量 4,860kg
コマツ 電気駆動ダンプトラック930E-2.
定格出力 2,014kw
最大積載量 296,728kg
最大車体重量 498,960kg
最大速度 64,5km/h
国内でも働くところ見てみたいですね。
下回り各部パーツも大きいです!。
素朴な疑問ですが? 整備する工具も破格に大きいことでしょう。
これを見学したら、街角の輸送トラックなんて可愛く感じてしまいます。
スケールも大陸級の大物さんです!!。