皇太子ご夫妻が福島で仮設住宅お見舞い。
皇太子ご夫妻は26日、東日本大震災の被災者を見舞うため、福島県郡山市を日帰りで訪問された。震災で被害が大きかった東北3県にご夫妻で入られたのは、6月4日の宮城県に続いて2回目。県の仮設住宅316戸が集まる地域も訪問された。
仮設住宅には同県富岡町、川内村の人たち約700人が身を寄せる。皇太子さまは富岡町で酒店を経営していた夫婦に「仮設の方はどうですか」と話しかけられた。これまでに避難所などを3カ所回ったと聞くと、「原発の関係ですか」と尋ねられた。
皇太子妃雅子さまは「あの揺れは初めてでした」と振り返った富岡町の渡辺きん子さん(60)に、「びっくりしますね。東京も揺れました」と返された。
ご夫妻はこれに先立ち、両町村などからの避難者が身を寄せる「ビッグパレットふくしま」もご訪問。避難者だけでなく、入り口付近に集まった人たちに対しても丁寧に言葉をかけられた。雅子さまが相手の手を握ったり、目に涙を浮かべたりされる場面もあった。
避難所を訪問し、被災者に声を掛けられる皇太子ご夫妻
=26日午後、福島県郡山市のビッグパレットふくしま(代表撮影)
仮設住宅に避難している富岡町の夫婦に声をかけられる皇太子ご夫妻
=26日午後、福島県郡山市(代表撮影)
富岡町から避難している被災者の女性に声をかけられる皇太子ご夫妻
=26日午後、福島県郡山市のビッグパレットふくしま(代表撮影)
避難所を訪問し、被災者に声を掛けられる皇太子ご夫妻。右端は佐藤雄平福島県知事
=26日午後、福島県郡山市のビッグパレットふくしま(代表撮影)
被災者お見舞いのため、JR郡山駅に到着された皇太子ご夫妻=26日午後(代表撮影)