OECD 記念行事における菅さんの「足るを知れ」演説を聞き、パリの聴衆が失笑したのか、立腹したのか、無視したのか、判然としない。でも余りにも場違いな発言に、一同唖然としたに違いない。
そもそも、OECD (経済協力開発機構 )の存在意義は、出来る限り経済成長や生活水準の向上を図り、発展途上地域の開発や自由貿易を推進して、世界経済を拡大すること。OECD 加盟条約の第1条は、機構の目的をそう定めています。
だから総会で、世界経済を牽引すべき大国日本の首相が「足るを知れ」なんて演説することは、信じられないほど不見識且つ非常識。「現状に満足して精神的な豊かさを得よ」と云う意味なら、OECD の趣旨に真っ向から反するし、「身の程をわきまえて、無闇に不満を持つな」と云う意味なら、発展途上の国々から反感を買う挑発行為。どちらにしたって、馬鹿の極みです。
最先端の文化文明と豊かな経済力を有するわが国であればこそ、震災の被害を跳ね返し経済成長を確実なものとするヴィジョンを示して欲しかった。誇るべき技術力を生かした原発の安全性向上への決意を力強く宣言して欲しかった。
本来、日本の復興特需が世界経済を活性化すると、夢を語るべき晴れ舞台の筈。思いつきの太陽光パネルをごにょごにょ喋って、国際社会の期待を裏切り、世界の人々を失望させ、一体、菅首相は何を得ようと云うのか。
西岡議長の言葉通り、「自分に言って聞かせたらどうか。日本の将来を考えると、もういいのではないか。」と云うのが、われわれ日本国民の素直な気持ちです。
菅首相の帰国予定はもうすぐ。西岡議長には、へらへらした表情で帰国便のタラップを降りてくる本人の脳天に、正義の一太刀を浴びせるようお願いしたい。
ご存知「菅を切れ」シリーズの2作目を作ってみたけど、さすがに剣豪はいい顔をしている。自民も公明 も、いや議長のお膝元の民主だって、一緒に立ち上がるサムライが大勢出て来ると思う。内閣不信任案 で菅政権を滅多打ち。ううう、面白い!
まさにチャンバラ映画の醍醐味です。