来年にも超薄型スマホ登場 米アップル
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110518/biz11051809560009-n1.htm
米電子機器大手アップルが、スマートフォン(多機能携帯電話)に内蔵し、電話番号などを記録する「SIMカード」を小型化し、国際標準化するよう欧州の通信業界に要請していることが分かった。実現すれば超薄型のスマートフォンやタブレット型端末を開発できるようになる。ロイター通信が報じた。
それによると、同社は欧州の携帯電話サービス大手オレンジなどに対し、小型SIMカードの標準化を要請。欧州電気通信標準化機構(ETSI)が標準化作業を担う。ETSIは、合意形成の期間について、業界内で異論が出た場合に1年以上、賛意を得られれば数カ月と指摘。オレンジは標準化に前向きで、早ければ来年にも新SIMカードを搭載した端末が投入されるとの見通しを示したという。
新SIMカードは、アップルが今後投入するスマートフォン「iPhon(アイフォーン)」やタブレット型端末「iPad(アイパッド)」の新機種に搭載されるのは確実だが、通信業界の専門家は、新SIMカードが端末の小型化、軽量化に重要な影響を与えるため、他メーカーにも採用が広がるとみている。