宮城県石巻市の阿部寿美さん、任さん救出のニュースは、寒空に希望の光を見た思いにさせてくれました。
いまなお厳しい寒さの中、救出を待っている人達がいます。
救出活動に当たっている皆さん、有難うございます。本当に大変でしょうが、頑張って下さい。
19日に菅総理から谷垣総裁に電話で、副総理兼震災復興担当相として入閣の要請がありました。
この国難で多くの国民が苦しんでいる現状下で与野党の区別なく協力するのは当然の事です。
事実自民党は国会運営において与党にほぼ全面的に協力しています。
例えば租税特別措置を延長する法案は私達が提出し責任を分かち合います。
福島原発への対処、被災地への輸送補給は現在進行中の危機管理です。
私達はそうした事態に対し、提案、アドバイス、情報提供や民主党が不得意とする各業界への働きかけや調整等で協力しています。
自民党は独自で支援物資の輸送も、もちろん行っています。
今政府がするべき事は、こうした協力をより効果的なものにするべく情報の提供、具体的な提案を行うべきです。
もし菅総理が本気で協力を求めるのであれば、子ども手当等のばらまきは止め、その予算を復興にまわす事を宣言するのが先決です。
そして最低限、政策協議を申し込むべきではないでしょうか。
何と言ってもこの大連立によって野党が存在しなくなり、国会に於ける批判的な質疑が一切無くなるのですから。
谷垣氏に対しては手足となるスタッフもほとんどいない、権限も明らかでない大臣を提示すべきではありません。
いずれにしろ今、危機がある中で人事をやるべきではありません。
自民党が問責した仙谷氏を官邸に戻し、谷垣氏に入閣を求める事自体ちぐはぐです。
この状況ですから官邸を応援しますが、仙谷氏は危険な状況下で黙々と任務をこなしている自衛隊員に「自衛隊は暴力装置だ。」と言った事をまず詫びてから彼等に指示を出すべきでしょう。
とにかくまずは救助、物資の輸送、原発対処に一丸となって当たらなければなりません。その中でも政府に言うべき事は言っていきます。
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