正気か!?あえて朝日新聞社を擁護する! | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 





「愛国画報 From LA」 より。



一生に一度、最初で最後だと思う。大嫌いな朝日新聞社を擁護するのだから。

あの偏向新聞を擁護するとは焼きが回ったなと、小馬鹿にされ軽蔑され、友達を失うかも知れない。あの野郎のブログはアサヒっていると、嘲笑を浴びるかも知れない。でも、あえて書きます。

アエラ誌の表紙が「風評被害を助長する」と批判を浴びているとか。で、その表紙をネットで見ました。えっと驚いた。一体、この表紙のどこに問題が???

確かにインパクトが強い。防毒マスクの顔と「放射能がくる」の赤い文字。だけど、これはグラフィックアーティストのワザです。引き締まった画面、白と赤と黒のバランス、文字の配置、すべてピッタリ決まっている。傑作です。なぜ、こんな美しいアートワークに文句をつけなきゃいけないんでしょ。

恐怖心を煽るって非難するけれど、福島の原発トラブルは、誰もが恐怖して当たり前です。壊れた原発が制御出来ず、放射能が大気に拡散し、どこでどういう被害が出るのか判らない。高濃度の放射能に直面するので、作業者は当然、防護服と防毒マスクを身につけている。この現実を表紙にして何が悪い!




草莽崛起 頑張れ東北!自衛隊!海上保安庁!



危機管理能力が欠如した民主党政府。とにかく安全とか、一生懸命やっているとか、人体に影響はないとか、根拠を示さず曖昧な広報発表のみで不信を買うばかり。だから欧米メディアの多くは、最悪のケースを想定し、何故コンクリートで封じ込めないのだと大騒ぎをしています。無論、売りたいがためにセンセーショナルなニュースを作る意図は否定出来ない。でも風評被害があるとすれば、悪いのはそもそもの情報発信元、無能な菅政権じゃないか。

結局、アエラ編集部は謝罪したのだとか。たぶん、ごちゃごちゃ云われるのもかなわないので、頭を下げたのでしょう。天下の公器ゆえ、事故の深刻さを訴えるのは当然と、開き直ればよかったのに。お得意の「表現の自由」で闘えばよかったのに。

センシティブな出来事であれば、おのずと表現が制約されることもある。でも気に入らないからと云って、現実をえぐり出すアーティスト達の鋭い感性を封じ込めちゃいけません。

週刊誌の表紙が嫌だったら、買わなきゃいいじゃないか。翌週になりゃ消えるんだから。