石原都知事「NO!」虎の神宮開幕が消滅。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 




NPBがセ・リーグの開幕を25日と決めたことについて、政界からNOの声が上がった。東京都の石原知事は定例会見で厳しい口調で語った。

 「節電で困っている人もおり、電気つけて応援でもない。東京ドームに限らず、他の球場でも『節電、節電』といわれて困る人は困っているのに、とうとうと電気つけてピーヒャラ、ピーヒャラやって手をたたいて応援でもないだろう」

 監督省庁の文部科学省の動きも速かった。高木義明文部科学相(65)は「計画停電で国民生活が苦労している一方、(ナイターで)明々とライトを使用するのに違和感があるのは当然だ」と述べた。夕方、鈴木寛文科副大臣(57)が、NPBに対し、文書で東京電力と東北電力の管内でのナイター開催を慎むように通知。さらに、計画停電が実施されている同管内で試合自体の開催も避けるよう要請した。デーゲームも不可で、関東にフランチャイズを置く、巨人、ヤクルト、横浜の公式戦の開催そのものに待ったをかけた。

 

 阪神は3月25日の開幕戦はヤクルトと神宮球場で予定されている。試合開始時間は午後6時。セの理事長を務めるヤクルト・新(あたらし)純生常務は「監督省庁の指示には全面的に従うと、以前から申し上げてきた。その線にそって、早急に検討を進めたい」と話し、3・25神宮開幕は事実上、消滅。ヤクルトは今後、代替地を探すとみられるが、確保できるか現時点では不明だ。開幕まではあと6日。時間的制約がある上、計画停電がいつまで続くか分からない状況で、スケジュールを組み直すのは簡単な作業でないと見られる。

 

 文科省の要請は3月25日の開幕そのものについては踏み込んでいない。同時にこの自粛要請についても期限を区切っておらず、電力事情が回復しない限りは、4月12日に開幕するパ・リーグの楽天、西武、ロッテの3球団も対象(日本ハムは北海道電力管轄)になる。本拠地で試合を開催できるメドはまったく立たない。この日、労組プロ野球選手会(会長・新井貴浩=阪神)は3月25日のセ開幕延期を再要望。同時に消費電力を考慮した上で「デーゲームでの開催などを検討するべきだ」と含みを持たせた。

 前日会見したNPBの加藤コミッショナーは「賛否両論あるのは承知している。甘んじて受けるのが私の責任だ」と強い態度を示していたが、一夜にして監督省庁の介入で事態は急転。セ・リーグは19日に緊急理事会を開き、一度決めた開幕日の延期も含め、今後の日程を検討することになった。




http://www.sanspo.com/baseball/news/110319/bsb1103190504005-n1.htm






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