会計データの経営への活用
石割公認会計士事務所
東京税理士 石割税理士事務所
資本政策サポート
会計データを経営に活用する局面を考えてみました。
売上・粗利関連(利益の根本的な源泉)
どの製品が儲かって、どの製品が儲からないのだろうか?
どの営業マンが粗利確保に貢献しているのだろうか?
売上や粗利をどういった切り口で分析するかで会計ソフトの設定に変更を加えます。
十分な粗利が確保できていない場合、経費カット等の小手先のテクニックでどうにかなるというよりも、ビジネスモデルやマーケティング戦略の見直し等、根本的な事業の見直しまで切り込まなければなりません。
営業利益(本業の儲け)関連
どの部署が業績の足を引っ張っているのだろうか?
→部署毎の業績を正確に把握しないと、公平な論功行賞を与えられません。また不採算部門がどの部署か見える化していないので、何をどうしていいか分からない状況に陥ります。
どの店舗が業績の足を引っ張っているのだろうか?
→部署毎の営業利益が分からない会計の仕組みの会社がありますが、どんぶり経営以外の何物でもありません。次の打ち手がまるで見えない状況です。
どの経費を減らさないといけないのだろうか?
→本当に切羽つまる前に、潮目が変わったなと思ったら、経費カットにすぐに着手すべきです。
給与の総額はいくらまで支給できる体力があるのだろうか?
→会社経営が悪化する主要な原因は、利益以上に人件費がかかってしまっていることです。いったん人を採用すると労働基準法があるので、「明日からクビだ」なんて簡単な問題じゃないです。
新規採用したいが、それだけ儲かっているのだろうか?
→新規採用する場合、その人が利益を生む人(プロフィットセンター)なのか、それとも利益を生まない管理系の人(コストセンター)かで、今後の損益に与えるインパクトが変わります。採用する際に、この人を採用すると、我が社の利益は増えるのか減るのか、検討した上で採用着手すべきです。
人件費を減少させると、営業損失はどの位減るのか?
→人件費カットに着手する場合、従業員のモチベーションや、利益に与えるインパクトを十分に検討する必要があります。基本は、利益に貢献しない部分からカットすることになります。
もっと広い事務所に引っ越したいが、赤字になったりしないだろうか?
→人件費と並んで会社経営を悪化させる原因になりがちなのが、広すぎる事務所です。ベンチャーキャピタルからお金が入るとすぐに、洒落たオフィスに引っ越すベンチャーが多いですが、1年後に経営が傾いてしまうケースを幾度となく目にしてきました。場所は利益を直接生みませんので本当に慎重に対応する必要があります。
そういう社長は、良いオフィスでないと良い人を採用できないとおっしゃられるんですが、これって、車がないとデートできないと考えるか?車がなくてもデートできるか?みたいなレベルの話だと思います。
ベンチャー企業は上場会社とは違うので(お坊ちゃん育ちでないのと同じです)。
営業利益の状況をタイムリーに把握するためにも、月次決算導入と会計ソフトへの部門設定、予算導入等を通じて、会計データを経営に活用したりする必要があります。
資金関連(利益も大事ですが、目先の資金はもっと大事です)
仕入先への支払は問題なく支払えるだけの資金があるのか?
→仕入先への支払い遅れは事業継続に深刻な影響を与える可能性があるので、手をつけるとしても、かなり切羽つまった状況になってしまいます。
給与支給日に問題なく支払えるだけの資金があるのか?
→給与遅滞は、従業員の不安をかきたてます。分かっていないようでも、会社が良くない状況だということがあっという間に社内に伝わります。人の口には戸は立てられません。
借入金をちゃんと返済できるだろうか?
→返す目途がないまま借入をして、猛烈な勢いで借りた金が溶けていく状況を、幾度となく目にしました。
追加借り入れしたとして、返済できるだけの収益力はあるのだろうか?
→追加借り入れするには、鉄板の将来収支予測を作ることが前提です。収支予測が甘いと、猛烈な勢いでお金が溶けます。
もっと広い事務所に引っ越したいが、その資金負担に耐えられるか?
→いったん広い事務所に引っ越すと、業績悪化で狭いところに戻りたくても、解約予告しなければいけないので、来月は狭い事務所に引っ越すなんてことができません。引っ越しを躊躇してしまって、ずるずると赤字を垂れ流してしまうケースが多いです。
会計ソフトからの出力したデータを基に資金繰り表を作成する必要があります。会計ソフトからデフォルトで出力される資金繰り表は実務上はほぼ使えません。
会計ソフトから出力される資金繰り表を使って、資金ショートに陥った会社を幾度となく目にしてきました。
手間を惜しまず、本当に精度の高い資金繰り表を作る必要があります。
twitter始めました。
私のtwitterアカウントはこちらです。
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売上・粗利関連(利益の根本的な源泉)
どの製品が儲かって、どの製品が儲からないのだろうか?
どの営業マンが粗利確保に貢献しているのだろうか?
売上や粗利をどういった切り口で分析するかで会計ソフトの設定に変更を加えます。
十分な粗利が確保できていない場合、経費カット等の小手先のテクニックでどうにかなるというよりも、ビジネスモデルやマーケティング戦略の見直し等、根本的な事業の見直しまで切り込まなければなりません。
営業利益(本業の儲け)関連
どの部署が業績の足を引っ張っているのだろうか?
→部署毎の業績を正確に把握しないと、公平な論功行賞を与えられません。また不採算部門がどの部署か見える化していないので、何をどうしていいか分からない状況に陥ります。
どの店舗が業績の足を引っ張っているのだろうか?
→部署毎の営業利益が分からない会計の仕組みの会社がありますが、どんぶり経営以外の何物でもありません。次の打ち手がまるで見えない状況です。
どの経費を減らさないといけないのだろうか?
→本当に切羽つまる前に、潮目が変わったなと思ったら、経費カットにすぐに着手すべきです。
給与の総額はいくらまで支給できる体力があるのだろうか?
→会社経営が悪化する主要な原因は、利益以上に人件費がかかってしまっていることです。いったん人を採用すると労働基準法があるので、「明日からクビだ」なんて簡単な問題じゃないです。
新規採用したいが、それだけ儲かっているのだろうか?
→新規採用する場合、その人が利益を生む人(プロフィットセンター)なのか、それとも利益を生まない管理系の人(コストセンター)かで、今後の損益に与えるインパクトが変わります。採用する際に、この人を採用すると、我が社の利益は増えるのか減るのか、検討した上で採用着手すべきです。
人件費を減少させると、営業損失はどの位減るのか?
→人件費カットに着手する場合、従業員のモチベーションや、利益に与えるインパクトを十分に検討する必要があります。基本は、利益に貢献しない部分からカットすることになります。
もっと広い事務所に引っ越したいが、赤字になったりしないだろうか?
→人件費と並んで会社経営を悪化させる原因になりがちなのが、広すぎる事務所です。ベンチャーキャピタルからお金が入るとすぐに、洒落たオフィスに引っ越すベンチャーが多いですが、1年後に経営が傾いてしまうケースを幾度となく目にしてきました。場所は利益を直接生みませんので本当に慎重に対応する必要があります。
そういう社長は、良いオフィスでないと良い人を採用できないとおっしゃられるんですが、これって、車がないとデートできないと考えるか?車がなくてもデートできるか?みたいなレベルの話だと思います。
ベンチャー企業は上場会社とは違うので(お坊ちゃん育ちでないのと同じです)。
営業利益の状況をタイムリーに把握するためにも、月次決算導入と会計ソフトへの部門設定、予算導入等を通じて、会計データを経営に活用したりする必要があります。
資金関連(利益も大事ですが、目先の資金はもっと大事です)
仕入先への支払は問題なく支払えるだけの資金があるのか?
→仕入先への支払い遅れは事業継続に深刻な影響を与える可能性があるので、手をつけるとしても、かなり切羽つまった状況になってしまいます。
給与支給日に問題なく支払えるだけの資金があるのか?
→給与遅滞は、従業員の不安をかきたてます。分かっていないようでも、会社が良くない状況だということがあっという間に社内に伝わります。人の口には戸は立てられません。
借入金をちゃんと返済できるだろうか?
→返す目途がないまま借入をして、猛烈な勢いで借りた金が溶けていく状況を、幾度となく目にしました。
追加借り入れしたとして、返済できるだけの収益力はあるのだろうか?
→追加借り入れするには、鉄板の将来収支予測を作ることが前提です。収支予測が甘いと、猛烈な勢いでお金が溶けます。
もっと広い事務所に引っ越したいが、その資金負担に耐えられるか?
→いったん広い事務所に引っ越すと、業績悪化で狭いところに戻りたくても、解約予告しなければいけないので、来月は狭い事務所に引っ越すなんてことができません。引っ越しを躊躇してしまって、ずるずると赤字を垂れ流してしまうケースが多いです。
会計ソフトからの出力したデータを基に資金繰り表を作成する必要があります。会計ソフトからデフォルトで出力される資金繰り表は実務上はほぼ使えません。
会計ソフトから出力される資金繰り表を使って、資金ショートに陥った会社を幾度となく目にしてきました。
手間を惜しまず、本当に精度の高い資金繰り表を作る必要があります。
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