きのう・今日と、大阪市バスに何回か乗車しました。
橋下改革の一環、と言いますか、先日「市バス運転手の人件費2割カットで妥結」なんて記事も見まして、さらにその先には大幅な路線廃止、そして民営化と、揺れに揺れている印象ですが・・・
「思ったこと」というのは、「ああ、これじゃダメだ・・・」ということ。
きのうは、「やたらクラクションを鳴らす運転手」。
クラクションを鳴らすこと自体は、特に悪いことではないと(個人的には)思います。
特に、バス停の前に堂々とクルマを止め、バスが来てもどかない輩には、注意する意味でクラクションを鳴らすのは、乗客の立場からすれば一向にかまいません。
地元の●海バスのように、路駐に弱腰で、バス停(歩道)から離れたところで乗客を降ろすよりは、よっぽどマシと思います。
ところがこの運転手は、「クラクションを鳴らすだけ」で、どうやら苛立っている様子。
挙句には「チェッ」と舌打ちも聞こえ、周りのドライバーの「マナーの悪さ」に耐えかねている感じでした。
今日は「片手で運転する運転手」に遭遇。
オートマ車だったから、とかいうのは言い訳でしかありません。
だって、左手は、運賃箱の上に乗せたまま!
どちらの運転手も、「乗客がどう感じるか」という視点が、スッポリ抜けているんですよね!
やたらクラクションを鳴らしたら、片手でハンドル操作して交差点を曲がったら、乗客に恐怖心を植え付けるだけ。
もはや「そんなことは、どうでもいい」としか思えない運転の仕方でした。
マイクで丁寧に案内するとか、そんなことより「プロとしての安全運転」、バス運転手に求められているのはそこじゃないでしょうか?
元々がいくら高いとはいえ、給料20%カットは大変・・・と思っていましたが、こういう運転を見るにつけ、「給料を下げられるから、運転手の士気が下がっている」のではなく、「運転手のプロ意識が低いから、給料を下げられる」のだと思ってしまいますね。
「ニワトリが先か、卵が先か」の話ですが、今大阪市では「市バスはお荷物」と思われている、それを従業員が自ら跳ね返そうとする力が、全く見えません。
このままでは、「民営化した方が良い」という結論ですね・・・残念ながら。