新潮文庫の100冊

★9月末までの期間限定配信!
文庫フェア



潮文庫『新潮文庫の100冊』。

2016年のテーマ「新潮文庫の100冊 2016」


毎年夏になると、出版各社の文庫を紹介したパンフレットが書店に並びます。

これらのパンフレットのなかでも「新潮文庫の100冊」のキャンペーンは、1976年から始まり40年近い歴史があります。

2900余点の新潮文庫の中から編集部が厳選した100点を、「恋する本」「シビレル本」「考える本」「ヤバイ本」「泣ける本」の5テーマに分類しておすすめします。

■今年の特典


#キュンタ大作戦

①一冊買えばもらえる!「座るキュンタしおり」
※「新潮文庫の100冊」が対象です。
※座るキュンタしおりは無くなり次第終了します。

②「#キュンタ」でアップすれば、
(「座るキュンタしおり」をTwitterやInstagramに「#キュンタ」をつけて投稿)

③抽選で100名様に「純金キュンタしおり」当たる!
※当選された方にはDMが届きます。
*24K (表面加工)です。

【応募締切】2016年9月7日正午まで

■フェアのジャンル項目


恋する本
シビレル本
考える本
ヤバイ本
泣ける本





恋する本×21

あなたはそのたった一人になれますか。(P97)
 こころ/夏目漱石(著)

友情と恋の、どちらかを選ばなくてはならなくなったら、どうしますか……。

こころ新潮社2016

限定プレミアムカバー

鎌倉の海岸で、学生だった私は一人の男性と出会った。不思議な魅力を持つその人は、“先生”と呼んで慕う私になかなか心を開いてくれず、謎のような言葉で惑わせる。やがてある日、私のもとに分厚い手紙が届いたとき、先生はもはやこの世の人ではなかった。遺された手紙から明らかになる先生の人生の悲劇――それは親友とともに一人の女性に恋をしたときから始まったのだった。





まるで水の檻だ。やさしいのに動けない。(P122)
 きらきらひかる/江國香織(著)

ホモの夫にアル中の妻。

セックスレスでも傷つけあっても、離れられないふたり。


きらきらひかる (新潮文庫)/新潮社

¥497
Amazon.co.jp

私たちは十日前に結婚した。しかし、私たちの結婚について説明するのは、おそろしくやっかいである――。笑子はアル中、睦月はホモで恋人あり。そんな二人は全てを許し合って結婚した、筈だったのだが……。セックスレスの奇妙な夫婦関係から浮かび上る誠実、友情、そして恋愛とは? 傷つき傷つけられながらも、愛することを止められない全ての人々に贈る、純度100%の恋愛小説。





あなたがその本を見つけてくれなけゃ、死ぬに死ねないよ。(P174)
 さがしもの/角田光代(著)

本、それは運命を変え、世界につながる小さな魔法。

【全国学校図書館協議会篇・集団読書テキスト】

教室に大きな感動を呼んだ傑作短編集!


さがしもの (新潮文庫)/新潮社

¥529
Amazon.co.jp

「その本を見つけてくれなけりゃ、死ぬに死ねないよ」、病床のおばあちゃんに頼まれた一冊を求め奔走した少女の日を描く「さがしもの」。初めて売った古本と思わぬ再会を果たす「旅する本」。持ち主不明の詩集に挟まれた別れの言葉「手紙」など九つの本の物語。無限に広がる書物の宇宙で偶然出会ったことばの魔法はあなたの人生も動かし始める。『この本が、世界に存在することに』改題。





でも、おまえ、女にもてないだろう。(P22)
 ぼくは勉強ができない/山田詠美(著)

どこかクールでカッコいい。

そんな男子高生が、退屈な学校にくらわすパンチ。


ぼくは勉強ができない (新潮文庫)/新潮社

¥464
Amazon.co.jp

ぼくは確かに成績が悪いよ。でも、勉強よりも素敵で大切なことがいっぱいあると思うんだ――。17歳の時田秀美くんは、サッカー好きの高校生。勉強はできないが、女性にはよくもてる。ショット・バーで働く年上の桃子さんと熱愛中だ。母親と祖父は秀美に理解があるけれど、学校はどこか居心地が悪い。この窮屈さはいったい何なんだ! 凛々しくてクールな秀美くんが時には悩みつつ活躍する高校生小説。





ふたりでは、会わないようにしていた。(P5)
 白いしるし/西加奈子(著)

好きすぎて、怖い。

この気持ち、ばくはつ寸前! 

失恋だらけの32歳独身♀。

また恋に、落ちた。

痛い記憶を引きずり出す、超全身むきだし愛!!


白いしるし (新潮文庫)/新潮社

¥464
Amazon.co.jp

女32歳、独身。誰かにのめりこんで傷つくことを恐れ、恋を遠ざけていた夏目。間島の絵を一目見た瞬間、心は波立ち、持っていかれてしまう。走り出した恋に夢中の夏目と裏腹に、けして彼女だけのものにならない間島。触れるたび、募る想いに痛みは増して、夏目は笑えなくなった──。恋の終わりを知ることは、人を強くしてくれるのだろうか? ひりつく記憶が身体を貫く、超全身恋愛小説。





この物語はどうしようもなく、彼女に出会った時から始まる。(P16)
 いなくなれ、群青/河野裕(著)

失くしたものは、何か。

心を穿つ青春ミステリ。


いなくなれ、群青 (新潮文庫nex)/新潮社

¥637
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11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。誰よりも真っ直ぐで、正しく、凜々しい少女、真辺由宇。あるはずのない出会いは、安定していた僕の高校生活を一変させる。奇妙な島。連続落書き事件。そこに秘められた謎……。僕はどうして、ここにいるのか。彼女はなぜ、ここに来たのか。やがて明かされる真相は、僕らの青春に残酷な現実を突きつける。「階段島」シリーズ、開幕。





どうして恋に落ちたとき、ひとはそれを恋だとちゃんと把握できるのだろう。(P81)
 きみはポラリス/三浦しをん(著)

すべての恋愛は、普通じゃない。

2人にしか見えない光、それが宇宙で一番かがやく。

最強の恋愛短編集。


きみはポラリス (新潮文庫)/新潮社

¥637
Amazon.co.jp

どうして恋に落ちたとき、人はそれを恋だと分かるのだろう。三角関係、同性愛、片想い、禁断の愛……言葉でいくら定義しても、この地球上にどれひとつとして同じ関係性はない。けれど、人は生まれながらにして、恋を恋だと知っている──。誰かをとても大切に思うとき放たれる、ただひとつの特別な光。カタチに囚われずその光を見出し、感情の宇宙を限りなく広げる、最強の恋愛小説集。





うまい物を食うと、本当に子供みたいな顔になるのね。(P38)
 あつあつを召し上がれ/小川糸(著)

誰にだって忘れられない味がある。

身も心も温まる、食卓をめぐる7つの物語。


あつあつを召し上がれ (新潮文庫)/新潮社

¥432
Amazon.co.jp

この味を忘れることは、決してないだろう――。10年以上つきあった恋人との、能登へのお別れ旅行で味わった最高の朝食。幼い頃に、今は亡き母から伝授された、おいしいおみそ汁のつくり方。何年か前に家族みんなで並んでやっとありついた、天然氷でつくった富士山みたいなかき氷……。ときにはほろ苦く、ときには甘く優しく、身も心も温めてくれる、食卓をめぐる7つの感動の物語。





男と云う男は、皆な お前の肥やしになるのだ。(P17)
 刺青・秘密/谷崎潤一郎(著)

究極の美女に土下座し、踏みにじられたい。

【谷崎が描くエロティシズムの極み】


刺青・秘密2016

限定プレミアムカバー

肌をさされてもだえる人の姿にいいしれぬ愉悦を感じる刺青師清吉が年来の宿願であった光輝ある美女の背に蜘蛛を彫りおえた時、今度は……。性的倒錯の世界を描き、美しいものに征服される喜び、美即ち強きものである作者独自の美の世界が顕わされた処女作「刺青」。作者唯一の告白書にして懺悔録である自伝小説「異端者の悲しみ」ほかに「少年」「秘密」など、初期の短編全七編を収める。





お願いですから。杉子を私のものにして下さい。(P109)
 友情/武者小路実篤(著)

好きな女の子と卓球をすることに――。

あなたならわざと負ける? それとも……。


友情 (新潮文庫)/武者小路 実篤

¥400
Amazon.co.jp

脚本家野島と、新進作家の大宮は、厚い友情で結ばれている。野島は大宮のいとこの友人の杉子を熱愛し、大宮に助力を願うが、大宮に心惹かれる杉子は野島の愛を拒否し、パリに去った大宮に愛の手紙を送る。野島は失恋の苦しみに耐え、仕事の上で大宮と決闘しようと誓う――青春時代における友情と恋愛との相克をきめこまかく描き、時代を超えて読みつがれる武者小路文学の代表作。





冷やしちゃだめなのだ ここ。女の人は。(P80)
 ふがいない僕は空を見た/窪美澄(著)

第24回山本周五郎賞受賞、本屋大賞2位(2011年)。

2012年、映画化。


ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)/新潮社

¥562
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高校一年の斉藤くんは、年上の主婦と週に何度かセックスしている。やがて、彼女への気持ちが性欲だけではなくなってきたことに気づくのだが──。姑に不妊治療をせまられる女性。ぼけた祖母と二人で暮らす高校生。助産院を営みながら、女手一つで息子を育てる母親。それぞれが抱える生きることの痛みと喜びを鮮やかに写し取った連作長編。R-18文学賞大賞、山本周五郎賞W受賞作。





私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。(P9)
 キッチン/吉本ばなな(著)

生きることは淋しい。でも美しい。

〈世界の吉本ばなな〉のすべてはここから始まった。

定本決定版。


キッチン (新潮文庫)/吉本 ばなな

¥464
Amazon.co.jp

私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う──祖母の死、突然の奇妙な同居、不自然であり、自然な日常を、まっすぐな感覚で受けとめ、人が死ぬことそして生きることを、世界が不思議な調和にみちていることを、淋しさと優しさの交錯の中で、あなたに語りかけ、国境も時もこえて読みつがれるロング・ベストセラー、待望の定本決定版。〈吉本ばなな〉のすべてはここから始まった。





私の人生は私が主役。(P110)
 「さよなら」が知ってるたくさんのこと/唯川恵(著)

唯川さんの本は、私の相談相手でもあり、

私の本もまた、唯川さんの本のようでありたいと思っています。

…………………中山庸子(解説より)


「さよなら」が知ってるたくさんのこと (新潮文庫)/新潮社

¥497
Amazon.co.jp

ひとりで抱えてるのは、ちょっと辛い。でも、誰に話せばいいのかわからない……そんなこと、あなたにもありませんか? たとえば、恋ができなくて、気持ちばかり焦るとき。本当の友達がいないと感じたとき。気を使いすぎて疲れたとき。大好きな人とうまくいかなかったとき――泣きたい、でも泣けない、そんな夜、この本を開いてみて下さい。きっとあなたにも「大丈夫」が届くはずです。





死者は、残された生者のためにいるのだ。(P424)
 ツナグ/辻村深月(著)

あなたがもう一度、会いたい人は誰ですか? 

新直木賞作家の感動長編! 

映画化!


ツナグ (新潮文庫)/新潮社

¥680
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一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者(ツナグ)」。突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員……ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。心の隅々に染み入る感動の連作長編小説。





最上くんって、頭いいけどバカだったんだね。(P215)
 ケーキ王子の名推理(スペシャリテ)/七月隆文(著)

夢も恋も甘くない。

お菓子こそ、正義。


ケーキ王子の名推理 (新潮文庫nex)/新潮社

¥637
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バカがつくほどケーキが大好きな女子高生・未羽(みう)。失恋のかなしみを癒すため訪れた自由が丘のケーキ屋で、パティシエ修行をしている学校一のイケメン王子、颯人(はやと)に遭遇。これは早くも新しい恋の予感? いやいや現実はケーキほどには甘くない。彼は噂に違わず超冷たい。が、夢への想いは超熱い。他人の恋やトラブルもお菓子の知識で鮮やか解決。ケーキを愛する二人の青春スペシャリテ。





わたしはこれからも生きていくよ。(P304)
 流れ星が消えないうちに/橋本紡(著)

悲しみはどうしたら消えるのだろう。

優しさはどうしたら届くのだろう。

恋愛小説の新星、新潮文庫に鮮烈デビュー。


流れ星が消えないうちに (新潮文庫)/新潮社

¥594
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忘れない、忘れられない。あの笑顔を。一緒に過ごした時間の輝きを。そして流れ星にかけた願いを――。高校で出会った、加地君と巧君と奈緒子。けれど突然の事故が、恋人同士だった奈緒子と加地君を、永遠に引き離した。加地君の思い出を抱きしめて離さない奈緒子に、巧君はそっと手を差し伸べるが……。悲しみの果てで向かい合う心と心。せつなさあふれる、恋愛小説の新しい名作。





ほんとうに人を好きになれるのは、もう女だけなんですから。(P127)
 雪国/川端康成(著)

身も心も愛してほしいのに、なぜ男は冷たいふりをするのよ。

雪国2016

限定プレミアムカバー

親譲りの財産で、きままな生活を送る島村は、雪深い温泉町で芸者駒子と出会う。許婚者の療養費を作るため芸者になったという、駒子の一途な生き方に惹かれながらも、島村はゆきずりの愛以上のつながりを持とうとしない――。冷たいほどにすんだ島村の心の鏡に映される駒子の烈しい情熱を、哀しくも美しく描く。ノーベル賞作家の美質が、完全な開花を見せた不朽の名作。





その絵を描いたのは、知ってはならない秘密を知った罪深い男だ。(P352)
 月と六ペンス/サマセット・モーム/著、金原瑞人/訳(著)

「じゃあ、どうして奥さまを捨てたんです?」

天才画家の情熱の生涯を描く歴史的大ベストセラー。


月と六ペンス (新潮文庫)/新潮社

¥680
Amazon.co.jp

ある夕食会で出会った、冴えない男ストリックランド。ロンドンで、仕事、家庭と何不自由ない暮らしを送っていた彼がある日、忽然と行方をくらませたという。パリで再会した彼の口から真相を聞いたとき、私は耳を疑った。四十をすぎた男が、すべてを捨てて挑んだこととは――。ある天才画家の情熱の生涯を描き、正気と狂気が混在する人間の本質に迫る、歴史的大ベストセラーの新訳。





この冬、ぼくは彼女にキスしたんだ。(P136)
 車輪の下/ヘルマン・ヘッセ/著、高橋健二/訳

いい学校に行くだけが人生か? 

傷つきながらも旅立とうとする君、これを読め。


車輪の下 (新潮文庫)/新潮社

¥367
Amazon.co.jp

ひたむきな自然児であるだけに傷つきやすい少年ハンスは、周囲の人々の期待にこたえようとひたすら勉強にうちこみ、神学校の入学試験に通った。だが、そこでの生活は少年の心を踏みにじる規則ずくめなものだった。少年らしい反抗に駆りたてられた彼は、学校を去って見習い工として出なおそうとする……。子どもの心と生活とを自らの文学のふるさととするヘッセの代表的自伝小説。





曲り角をまがったさきになにがあるのかは、かわらないの。(P516)
 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―/モンゴメリ/著、村岡花子/訳

美人じゃないけど最高にカワイイ! 

アンは女の子の永遠の憧れです。


赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ〈1〉 (新潮文庫)/新潮社

¥724
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ちょっとした手違いから、グリン・ゲイブルスの老兄妹に引き取られたやせっぽちの孤児アン。初めは戸惑っていた2人も、明るいアンを愛するようになり、夢のように美しいプリンス・エドワード島の自然の中で、アンは少女から乙女へと成長してゆく――。愛に飢えた、元気な人参あたまのアンが巻き起す愉快な事件の数々に、人生の厳しさと温かい人情が織りこまれた永遠の名作。