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ザ・バーズ


エレキの神様、寺内タケシさんのシリーズを待っていた全国に7人の読者の皆さん。お待たせしました。前回の記事のアップは1月26日ですからほぼ2週間さば、いや2週間ぶりです。

前回の話の内容はもうお忘れでしょうから、この記事のすぐ下に関連の記事と前回の記事を移動しておきました。併せてお読みください。

さて、世界のギタリスト・トップ10などのほかに、当時はユニークなトップ10があった。

それはカスタネット部門のトップ10、

じゃなくて、タンバリン部門のトップ10です。

ロックの歴史をひもとくと確かにタンバリン時代というのがあった。あの時期を地球の歴史に当てはめるとジュラ紀に相当する。いま思えば、あれは人類の一部に起こった地球規模の壮大な退行現象であった。なーんて。関係ないですね。

ミック・ジャガーやエリック・バードンがタンバリンを振り回しているのは皆さんも60年代の映像で見たことがあるはずです。

あれはザ・バーズやボブ・ディランのミスター・タンブリンマンの影響がたぶんにあるのではないか。

ミスター・タンブリンマンというのは麻薬の売人を意味しているというのが定説ですが、当時のロック界がドラッグ漬けだったのはブライアン・ジョーンズやシド・バレットの例を持ち出すまでもない。

あのころロックバンドのボーカルがタンバリンを振り回してたのは自分はドラッグが好きであるというジャスチャー、ある種のメタファーだったのかもしれない。なーんて。強引にこじつけてみました。

さて。ワタシは男子どんどん立て立て派です。おっと、大事なコトバを省略してました。誤解を生みますね。ワタシは男子どんどん厨房に立て立て派で、土曜の夜のテレビ番組「厨房ですよ」をよく見ます。1年ほど前、堺さんがあの番組の中で言っておりました。

「昔さぁ。音楽雑誌で世界のタンバリン奏者のトップ10ってのがあってさぁ。オレ、第2位だったんだよ」
「へぇぇ。すごいじゃないですか。で、1位は誰だったんですか?」
「1位? ミック・ジャガーだよーー」
「えぇぇぇ??!!! ミック・ジャガーの次だったんですか。堺さんスゴーイ」

「スゴイだろぉ。でさぁ。4位が井上順よ。ハハハ。」