楚腰の舞い


春秋時代、

楚の霊王は腰の細い美人を好んだので、

宮女は食を減らして餓死する者があった。



腰のこなしは しなやかに

憂いを含む 身の細く 

まなこはほそく 涼しくて

たおりて取らん唇の

珊瑚の枝の美しさ

-六朝・唐・宋小説選より-