私はあまりテレビは見ないのですが、昨日の夕方のニュースの1コーナーで、秋ヶ瀬取水堰と羽根倉橋の間に多数設置されている違法なヘラ釣り用の釣り台設置者を叩く報道を目にしました
私が育ったチバラギの川にもかつては無数の木製の釣り台が設置されていましたし、私もそうした釣り台で釣りを覚えたので、個人的には釣り台も含めて川の風景だと感じます
そんな私の目から見ても、秋ヶ瀬の鉄パイプで組んだ足場の上に小屋を掛けたような釣り台は流石にやり過ぎだと感じますし、なによりあの手の釣り台を設置する人たちの縄張り意識の強さが好きではありません
そんな「秋ヶ瀬の釣り台に反感を覚える私の目」から見ても、テレ朝の報道の仕方は恣意的に情報を操作したりかなり悪質な取材をしたのではないかと思われる節がありました
たとえば、最初に登場したのは河原に切り開かれた道ですが、これは人の入る場所ならどこでもありますよね
次に登場したのはホームレスの小屋のような建物で、その中に勝手に入り込んで「鶏がいます」とか、いかにも異質な空間であるかのような雰囲気を醸し出していましたが、東京近郊の河川にはこうした住民が少なからず存在するので特にどうという話ではありませんし、そもそも釣り台とはまったく関係ない話です
そのようにして視聴者にたっぷり不信感を持たせてからようやく釣り台の話題に入りますが、ここでも「謎の釣りグループの存在」などと煽り立てていましたが、「釣り場をきれいにしましょう」とか「ゴミは持ち帰りましょう」と書かれた会の名前入りの看板がたくさん立っているので、謎なんてものは最初からありません
それにも関わらず、「取材過程で明らかになった」などとナレーションが入っていたり、映像を切り貼りして都合の良いお話を創作した痕跡も見て取れます
今回の報道で「一番の見せ場」である激昂してペットボトルを投げ付けたおじさんのシーンがあり、そのあとに釣り会の会員さんたちのインタビューの映像が続きますが、もし釣り場に怒声が響き渡っていれば会員さんたちがフレンドリーに取材に応じたり、あっさり会長さんを紹介するのはどう考えても不自然な流れですよね
常識的に考えれば、「ペットボトル事件」より前に他の人たちへの取材を終えているか、別の日に取材した映像を順序を入れ替えて繋げたと考えるのが妥当でしょう
また、ペットボトルを投げたおじさんが釣り会の会員かどうかは一切触れられておらず、また釣り会の人たちが設置している釣り台は多くの人が使えるような作りなのに対し、ペットボトルおじさんは明らかに自分専用ですから、同じ会の人である可能性は限りなくゼロに近いと考えるのが妥当だと思います
つまり、おそらくテレ朝が創作した「謎の釣りグループ」とは無関係の人を意図的に怒らせて面白い映像を撮影し、その映像に会員さんたちの映像を繋げて「反社会的な釣りグループ」が存在するかのような話を創作したというのが実情でしょう
なぜここまでテレビ局のやり方に不信感を持つかというと、だいぶ前に河川敷ゴルファーを糾弾する報道の中で、こうした手法が使われていたのを目にしたことがあるからです
やはり夕方のニュース番組の1コーナーで、河川敷でゴルフの練習をしているおじさんを取り上げていました
取材陣に声を掛けられてばつが悪そうに謝りながら後片付けをしているシーンの直後に「着いてくるな」と怒鳴ったシーンが流れ、番組内では「取材陣に罵声を浴びせる男性」とナレーションが入り、さらに「この場所でのゴルフは禁じられている」と被せることで、ものすごい悪質なゴルファーかのような印象を与えていました
ただ、その映像が撮影された場所は当時はまだ健在だったお犬様のお散歩コースだったので、撮影された場所がピンポイントで特定できましたが、最初に声を掛けられた場所と次の怒鳴った場所は大人の足で20分以上はかかるかなり離れた場所でした
つまり、謝って立ち去った人の後を延々と追いかけて撮影しながら挑発し、お目当ての映像を撮影して都合よく編集したものが放送されていたことになります
他の人もまだ明るい内に声を掛け、その後のキレるシーンではだいぶ薄暗くなっているなど、長時間追い回してキレさせたのは明らかでした
そうしたマスコミのやり方を念頭において今回のペットボトルおじさんがどうやって撮影されたかを推察すると、釣り台の背後を複数の取材陣に取り囲まれ、無断で撮影され続けながら執拗に「釣りをやめろ」「釣り台を撤去しろ」と挑発された可能性が高いですし、マスコミにとってはそうして挑発をして都合の良い映像・発言を引き出すのも仕事の内ですからね
(そう言えば横浜の沖堤防での釣りを糾弾する際には釣りをしている人の前をボートで行ったり来たりしながら「釣りを止めてください」「あなたのやっていることは違法ですよ」と叫び続けていましたね・・・)
まあ、違法な物を設置した彼らにも問題はありますが、ネタ切れになる度に吊るし上げるターゲットを探して歩く下品なマスコミはもっと根深い問題があるように思います
今は他人事だと思っている人も、ある日突然テレビ局に目を付けられて犯罪者扱いされる日がやってくるかもしれませんよ・・・
私が育ったチバラギの川にもかつては無数の木製の釣り台が設置されていましたし、私もそうした釣り台で釣りを覚えたので、個人的には釣り台も含めて川の風景だと感じます
そんな私の目から見ても、秋ヶ瀬の鉄パイプで組んだ足場の上に小屋を掛けたような釣り台は流石にやり過ぎだと感じますし、なによりあの手の釣り台を設置する人たちの縄張り意識の強さが好きではありません
そんな「秋ヶ瀬の釣り台に反感を覚える私の目」から見ても、テレ朝の報道の仕方は恣意的に情報を操作したりかなり悪質な取材をしたのではないかと思われる節がありました
たとえば、最初に登場したのは河原に切り開かれた道ですが、これは人の入る場所ならどこでもありますよね
次に登場したのはホームレスの小屋のような建物で、その中に勝手に入り込んで「鶏がいます」とか、いかにも異質な空間であるかのような雰囲気を醸し出していましたが、東京近郊の河川にはこうした住民が少なからず存在するので特にどうという話ではありませんし、そもそも釣り台とはまったく関係ない話です
そのようにして視聴者にたっぷり不信感を持たせてからようやく釣り台の話題に入りますが、ここでも「謎の釣りグループの存在」などと煽り立てていましたが、「釣り場をきれいにしましょう」とか「ゴミは持ち帰りましょう」と書かれた会の名前入りの看板がたくさん立っているので、謎なんてものは最初からありません
それにも関わらず、「取材過程で明らかになった」などとナレーションが入っていたり、映像を切り貼りして都合の良いお話を創作した痕跡も見て取れます
今回の報道で「一番の見せ場」である激昂してペットボトルを投げ付けたおじさんのシーンがあり、そのあとに釣り会の会員さんたちのインタビューの映像が続きますが、もし釣り場に怒声が響き渡っていれば会員さんたちがフレンドリーに取材に応じたり、あっさり会長さんを紹介するのはどう考えても不自然な流れですよね
常識的に考えれば、「ペットボトル事件」より前に他の人たちへの取材を終えているか、別の日に取材した映像を順序を入れ替えて繋げたと考えるのが妥当でしょう
また、ペットボトルを投げたおじさんが釣り会の会員かどうかは一切触れられておらず、また釣り会の人たちが設置している釣り台は多くの人が使えるような作りなのに対し、ペットボトルおじさんは明らかに自分専用ですから、同じ会の人である可能性は限りなくゼロに近いと考えるのが妥当だと思います
つまり、おそらくテレ朝が創作した「謎の釣りグループ」とは無関係の人を意図的に怒らせて面白い映像を撮影し、その映像に会員さんたちの映像を繋げて「反社会的な釣りグループ」が存在するかのような話を創作したというのが実情でしょう
なぜここまでテレビ局のやり方に不信感を持つかというと、だいぶ前に河川敷ゴルファーを糾弾する報道の中で、こうした手法が使われていたのを目にしたことがあるからです
やはり夕方のニュース番組の1コーナーで、河川敷でゴルフの練習をしているおじさんを取り上げていました
取材陣に声を掛けられてばつが悪そうに謝りながら後片付けをしているシーンの直後に「着いてくるな」と怒鳴ったシーンが流れ、番組内では「取材陣に罵声を浴びせる男性」とナレーションが入り、さらに「この場所でのゴルフは禁じられている」と被せることで、ものすごい悪質なゴルファーかのような印象を与えていました
ただ、その映像が撮影された場所は当時はまだ健在だったお犬様のお散歩コースだったので、撮影された場所がピンポイントで特定できましたが、最初に声を掛けられた場所と次の怒鳴った場所は大人の足で20分以上はかかるかなり離れた場所でした
つまり、謝って立ち去った人の後を延々と追いかけて撮影しながら挑発し、お目当ての映像を撮影して都合よく編集したものが放送されていたことになります
他の人もまだ明るい内に声を掛け、その後のキレるシーンではだいぶ薄暗くなっているなど、長時間追い回してキレさせたのは明らかでした
そうしたマスコミのやり方を念頭において今回のペットボトルおじさんがどうやって撮影されたかを推察すると、釣り台の背後を複数の取材陣に取り囲まれ、無断で撮影され続けながら執拗に「釣りをやめろ」「釣り台を撤去しろ」と挑発された可能性が高いですし、マスコミにとってはそうして挑発をして都合の良い映像・発言を引き出すのも仕事の内ですからね
(そう言えば横浜の沖堤防での釣りを糾弾する際には釣りをしている人の前をボートで行ったり来たりしながら「釣りを止めてください」「あなたのやっていることは違法ですよ」と叫び続けていましたね・・・)
まあ、違法な物を設置した彼らにも問題はありますが、ネタ切れになる度に吊るし上げるターゲットを探して歩く下品なマスコミはもっと根深い問題があるように思います
今は他人事だと思っている人も、ある日突然テレビ局に目を付けられて犯罪者扱いされる日がやってくるかもしれませんよ・・・
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