gの意見


 ・・・中国等いずれ落ちます



(転載開始)


 中国といえば、世界最大の人口13億を擁している人口大国、年10%台の高度経済成長を続け、貿易額ではいずれ日本を抜いて世界第二位になる経済大国、軍事費で­は米英につでで世界第三位の軍事大国である。
 医療では中国三千年の歴史を持つ漢方は日本では医療にも深く浸透している漢方先進国というイメ-ジを抱いていた。漢方医は中国全国いたるところに居て民衆の健康­保持に貢献しているのであろう、と思っていた。
 ところが、中国の国民医療の現状は惨憺たるものであるという。
 医療保険はなし、日本と比べても安いとは言えない医療費は全額負担。都市を離れた地域医は村に一軒くらいしかなく、医療器具は、体温計と血圧計しかないのが普通­だという。これでは日本の家庭と何ら変わりないレベルである。
 大病院で診察を受けるためには、深夜の3時から行列に並び、定価200円の受診整理券をダフ屋から4500円も出して買わねばならず、それもすぐに売り切れにな­るという。
 救急車も有料、病院に運び込まれたも、診察する前に診療費を払わねば、診察してもらえないのだ。
 こんな状態だから9割の貧困層では、病院での診療が必要な人の50%以上はカネがないため病院にもゆけず、安売り薬やの売薬で病気を騙しているような状況だとい­う。病気が嵩じて、病院に運び込まれた時点では、手の施しようがなくなっいるという。
 こういう劣悪極まる庶民がいる一方で、大病院は、先進医療設備と医師を擁する富裕層向け五つ星ホテル並のVIP用大病棟を何棟も建て、周囲には高級マンション群­を配置した大医療特区を建設しているのだ。
 高度成長、一部の富裕層、VIP向けの最新医療、世界に冠たる軍事費、北京オリンピック、その一方で9割の貧困層は病気になっても医師にも診てみもらえない惨状­。これは共産主義の言葉を借りれば、これは「大矛盾」である。共産主義の理想はどこに消えたのか。
 これではまるで、19世紀の搾取資本主義国レベルではないか。