もしも助けることができるならば募金運動でも…という思いで、面会が可能かどうかを病院に電話で尋ねたところ、看護婦さんが「面会時間ならば面会出来ます」というので面会時間に合わせて、9月6日、集中治療室に面会に行きました。

集中治療室の面会人控室で待っていた時、知っている食口に偶然に出会い、一緒に集中治療室に入ることにしました。彼女は天福宮所属の食口でした。

集中治療室のベッドで婦人食口は、全身に包帯を巻いて眠っていました。
隣のベッドには、教区長さんが上半身に包帯を巻いて、目は開いているものの焦点があっておらず、何が何なのか分からないようでした。

すると突然、ある日本婦人食口が後ろから私の腕をぐいっと引っ張りながら「誰ですか。私の許可がなくては面会は出来ません。出て行ってください」と言いながら、追い返そうとするので、一緒に集中治療室に入った天福宮所属の婦人が「祈りに来ました。天福宮から来ました」と言いましたが、日本婦人食口はただただ「出て行ってください。誰ですか。所属教会はどこですか。日本教会からも、韓国教会からも、そうするようにとのことで、私が担当しています。ここに名前を書いてください」と、名簿用紙を押し付け、集中治療室の中で大声で騒ぎながら、私達を押してきました。私達は他の患者さんに迷惑になるといけないのでしかたなく集中治療室を出ることにしました。

控室に出てきて「食口として何かお手伝いできることかがないかどうか、状態を知りたくて来ました」と言おうとしましたが、日本婦人食口は少しも話を聞こうとはせず、「所属教会と名前を書いてください。写真を撮ります。私はY会長に頼まれました。Y会長に話します」と大声をたてるばかりでした。

お見舞いに来た理由を何度も説明しようとしましたが、全く話を聞こうとはしてくれませんでした。

控室でも大きな声でうるさく騒ぐので、何度も看護婦さんに「静かにしてください」と言われ、結局、何の話もできないまま、他の患者さんに迷惑になるといけないので、控室の外に出ることにしました。

廊下にまで追い出され、「どうして…祈ろうとしただけなのに…助かるのかどうか聞きに来ただけなのに…」と、面会に来た天福宮食口は椅子に座って、ただただ涙を流していました。

私は、どうしていいか分からない、全く理解できない状況の中で、呆然としてしまいました。

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以上は、ある食口が、8月22日の事件の2人をお見舞いに行った時の話です。
私はこの話を聞いてびっくりしてしまいました。

この内容が、韓国のインターネットのコミュニティにアップされた後、韓国協会から「一部では、生死の岐路に立った食口の切ない事情を本人たちの政治的な目的のために様々な背景を歪曲して拡大糊塗しています」などというような内容の〝協会からのお知らせ”が、発表されました。

私には、その食口たちが政治的な動機で、お見舞いに行ったようには思われませんでした。




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