![zaicchanと道路](https://stat.ameba.jp/user_images/20110813/16/zaicchan/6b/b1/j/o0450033711414175884.jpg?caw=800)
◯103-B「熊谷/大滝」
◯国道299号旧道(秩父市熊木町)
◯この白看は国道299号線と、国道140号線の交点を案内する標識である。
国道299号は1970(昭和45)年に、国道140号は1953(昭和28)年に制定された。
設置されている旧道区間は片側1車線がぎりぎりで、いかにも「いにしえの国道」を
体感できる。さて、旧道は、現道から南に100メートルほど離れているところを並走するように
走っているのだが、いつ新道に切り替えられたのか。
また、国土変遷アーカイブスの力を借りよう。
◯2011(平成23)年:現在の地図
◯1974(昭和49)年:画面右側で収束する3本の道の一番南側が白看がある旧道。
北側が現道です。この時点ではすでに現道に切り替えられてたよう。
![zaicchanと道路](https://stat.ameba.jp/user_images/20110813/17/zaicchan/ac/a2/j/o0600040011414266669.jpg?caw=800)
◯1969(昭和44)年:不思議なことにこの年の空中写真にも3本の道は描かれています。
![$zaicchanと道路](https://stat.ameba.jp/user_images/20110813/17/zaicchan/1d/5f/j/o0600040011414274567.jpg?caw=800)
◯1947(昭和22)年:なんとさらにその22年前の写真でも様子はほとんど変わらず…
![$zaicchanと道路](https://stat.ameba.jp/user_images/20110813/17/zaicchan/cf/61/j/o0600040011414274568.jpg?caw=800)
◯というわけで、現道の国道299号線が走っている道は少なくとも、戦後すぐから
存在した、ということになりました。となると、現道と、(仮定した)旧道の関係も
曖昧ですが、現道を昭和中期に拡張・改良した後に国道に昇格させたのかもしれません。
これも今後の課題といたしましょう。
◯全景はこちら↓
![zaicchanと道路](https://stat.ameba.jp/user_images/20110813/16/zaicchan/d3/58/j/o0450033711414175900.jpg?caw=800)