アスラン 男塾
in AA
俺は目が覚めた。いつの間にか眠ってしまっていたようだ。いろいろ大変なことばかりで疲れていたんだろう。
もう夜半だ。
夜這いには最適な時間だな。
それにしてもなんとなく普段と感覚が違う気がする。枕が変わったからかな。でも俺はそれくらいでは気にならないが。
なんか、頭が重い気がする。
いつも起きると枕についている抜け毛を数え、日に日に軽くなっていく頭に朝から激しく落ち込むのが日課だというのに、
この頭の重さは・・・
まさか・・・
毛が生えた!?
ようやく育毛剤の効き目が出てきたのか!?
ようやく来たのか、この日が。待ちわびた日が。これで堂々と
カガリにプロポーズできるぞ!!!
俺ははやる心を抑え、鏡に向った。
すると・・・・
「うぎゃあああああああ!!!!
頭にキノコが
生えてるぅぅぅぅぅ!!!!!」
生えていたのは髪じゃなくてキノコだった。
残念でした。アスラン。私が君をそう簡単に幸せにするわけがないじゃないですか。アスランの苦難の日々はまだまだ続きます。