2006年3月に日産スタジアムでマリノスvsレッズ戦を見て以来、久々にJリーグを観ました。
今の職場にJリーグ好きが多くて身近に感じていたこと、子供と公園でよくサッカーをしていること、僕が応援している久保健英選手や前田遼一選手を見たいという気持ち。そして中高時代に応援していた湘南ベルマーレが味スタに来るということで、3月18日のFC東京vs湘南ベルマーレ戦に息子を引き連れる。
味スタの雰囲気はこれまでサッカー場で感じた雰囲気としては、趣は異なるものの、昔の国立と並んで一番よかったです。熱気と親しみやすさがバランスよく調和していて、サポーターの応援には熱と愛があり、ファミリーや年配の方も女性も多い。幼い息子を連れていくのにも絶好の場所になっていました。
試合はディエゴ・オリベイラのスーパーミドルが目の前でゴールに突き刺さり、息子も周りの観客とハイタッチ。そこから湘南を抑え込めたのでFC東京の詰めの甘さも、それはそれで愛らしいもので済み、平和で幸せな結末を迎えます。こんな試合を息子の初観戦にできて本当によかった・・。
12年前、2006年は自分自身も独身まっただなかで、応援した松田選手が浦和のワシントンのフェイントでしりもちをつき、「あー、W杯出れなくても仕方ないかなあ」なんて思った試合でした。そんな記憶も遥か遠くに感じられるくらいに、時は流れたなと感じた日でもありました。
中田や岩本がいたベルマーレを熱心に応援していたのは今から23-24年前くらいかと思うと、もう勘弁してくれという気持ちになりますが、当時若かったJリーグも成熟し、自分もすっかり中年になったと思います。
でも、つくづく思います。僕が子供の頃にはなかった、こんなサッカーの文化が生まれ、根付いたことには感嘆と感謝の念しかありません。湘南の暴れん坊を応援した中高時代、Jリーグを基盤として強くなった日本代表の熱狂、今日FC東京のタオルマフラーを振り回した息子の姿、これら全ては自分が子供の頃には存在しなかった未来だったように思えます。
これまではJリーグもなかなか観れなかったのが悔やまれまずが、今後二人の息子も大きくなっていきますし、妻と一緒にこのJリーグという空間を楽しむ時間を持ち続けようと思います。そんな今日の、久々のJリーグ観戦でした。