山本洋一ブログ とことん正論

元日経新聞記者が政治、経済問題の裏側を解説!


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 東京都の舛添要一知事が政治資金の流用疑惑を受け、昨日記者会見を開いた。会見の様子を見た大半の人は、「謝罪会見」ではなく「言い訳会見」だと受け取ったことだろう。そして会見で明らかになったのは、知事の「タカリ体質」である。


 舛添知事は
2013年と2014年に家族で千葉県のホテルに宿泊した際、事務所関係者と会議をしたことから会議費に計上したと説明。誤解を招いたとして報告書を訂正して返金する意向は示したものの、あくまでも「政治活動」だったと強調した。


 しかし、知事の説明によると、家族で当ホテルに宿泊することは先に決まっており、事務所関係者との打ち合わせは後から入ったものだという。だとすれば宿泊の主目的は家族旅行であり、打ち合わせは従属的な目的だったということになる。実際に一部が政治活動だったとしても、家族分まで含めた宿泊費全額を請求するのはどう考えてもおかしい。


 知事は私的な飲食費も一部、政治資金に計上していたとして収支報告書を訂正、返金する意向を示したが、あくまでも故意ではなく、会計責任者のミスだったと強調した。しかし、私的な飲食費の領収書を秘書らに手渡すこと自体が不自然。普段から「私的なものもバレなさそうならすべて政治資金から出せ」と指示していたことを疑わせる。


 政治資金で私的な費用を支出することがなぜ、問題なのか。舛添氏の場合もそうだが、政治資金の元となっているのは善意の寄付や税金だからだ。これらは政治家の生活を支えるために支払われているのではない。ましてや高級ホテルへの宿泊費や高級レストランでの食事代を賄うためではない。


 もちろん、舛添知事だけの問題ではない。こうしたタカリ体質は政治家全員ではないが、資金が潤沢な政治家に共通するものだ。政治資金がたくさん集まると、つい自分が自由に使っていい金だと勘違いしてしまう。そして私的な飲食費や物品購入費の領収書を次から次へと秘書に手渡し、金を受け取るのだ。先日、逮捕された田母神俊雄氏もまさにその類いだろう。


 私は都民ではないが、多くの都民が昨日の記者会見を見てがっかりしていることだろう。もはや政策云々の話ではない。人として信用できないと思ったことだろう。これからマスコミや議会がどう追及するかわからないが、辞任に追い込まれる日は遠くないという予感がする。

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