今日の朝日新聞に日本医療政策機構がやった調査が出ていたが、「医療にも経済力によって大きな格差が生じていることが浮き彫りになった」と結論づけてるが何か変な調査だ。


調査は1月、全国の20才以上の男女4000人を対象に実施、回答した1318人を低所得層(年間世帯収入300万円未満)、中間層(300万~799万円)、高所得層(800万円以上)に分けて分析した。


将来、医療費を払えない不安を抱える人は、
・高所得層36%
・中間層74%
・低所得層84%


受診を控えた人の割合は、
・高所得層16%
・中間層25%
・低所得層40%、低所得層の26%は医師に勧められた検査や治療などを受けなかった


現在の医療制度に満足している割合は、
・高所得層57%
・中間層31%
・低所得層21%


医療費を払えないとは、自己負担3割分のことなのか、医療保険料のことなのか。将来の不安なら、高所得層は前者で、低所得層は後者と想像できる。受診抑制の反対側で健康を維持するための消費を増やしてることはないのか。高所得層はそうしてる感じがする。医療制度に不満なのは、待ち時間のことなのか、医師の説明不測のことなのか。。。いったい何なのか。


「所得によって医療に対する意識に大きな格差があることがわかった。医療政策を考えるうえで重要な要素になる」と分析しているが、どんな政策がいいというのか。何かしまりのない、ぼんやりした調査である。