財政再建団体になる北海道夕張市の再建案の骨格が新聞に出てました。

・給与を07年4月から3割削減
・270人の職員を09年3月末までに半減、事実上の「解雇」にあたる分限免職による削減も取りざたされている
・歳入を増やすために市の施設使用料を50%アップ、ゴミ収集も有料化
・七つある小学校と四つある中学校を、10年3月までに各1校ずつにする
・再建期間は20年程度と想定、要返済債務360億円をこの期間に返済

北海道庁と総務省は大筋で了承するとみられている。


なんだか哀れですが、これから日本中の自治体で起こることを象徴しているようです。


読売新聞は、読売全市町村調査 (調査は9月下旬、1817の全市町村に郵送で実施。回収率は97・6%)をやりましたが、
・合併した自治体でも、68・6%が厳しい財政状況が続くと回答
・29・5%は再合併が必要と考えている
・回答した全自治体の67・0%が、現在の財政を「好転の見通しが立たない」「危機的状況で財政再建団体に転落してしまう」と訴える


自治体はこんな状況なんですから、日本でもいよいよ社会起業家が活躍する時代が、現実に来るんだなと思ったのです。