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ロッテがソフトBに逆王手!終盤の猛攻で一気に逆転

 (パ・リーグ、クライマックスシリーズ・ファイナルステージ、ソフトバンク2-5ロッテ、第5戦、3勝3敗、18日、ヤフードーム)日本シリーズ進出へ負けられないロッテは1点を追う七回に3本の適時打が飛び出して逆転に成功。九回にはルーキー・清田が貴重な2ランを放ち、対戦成績を3勝3敗として逆王手をかけた。

 クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ突破へ、必ず逆王手をかける。ロッテ・西村監督の選手起用に、勝利への強い執念がにじみ出ていた。先発の大嶺をわずか二回で見切りをつけ、三回から小野をマウンドに送ったのだ。

 大嶺は7月20日の日本ハム戦以来、約3カ月ぶりの1軍マウンド。一回は制球が定まらず、本多に四球を与え、二死二塁から小久保に左翼フェンス直撃の適時二塁打を浴びて先制を許した。ソフトバンクには通算5勝1敗、2完封と大嶺は抜群の相性。だが、不調でシーズン後半を2軍で過ごした右腕には荷が重いと判断。早めの投手リレーを選択した。「引き分けも許されない。われわれは勝つしかありませんから。シーズン終盤の粘りをここでも発揮してほしい。選手を信じて戦うだけです」

 西村監督の言葉通り、選手はレギュラーシーズン終盤の壮絶な戦いを展開。最後の3試合に3連勝し、日本ハムとの熾烈な3位争いを制した。「ボクらは苦しい状況の中で3位になった。追いつめられても、それを跳ね返すだけの底力がある。勝って逆王手をかけたい」と主将の西岡。指揮官の期待に応え、2番手の小野が粘投。3回1/3を2安打無失点に封じて試合をつくっった。

 そして七回。沈黙していた打線が2番手のファルケンボーグをとらえた。井口、サブローの連続二塁打で同点。さらに代打・福浦の適時右前打で逆転。里崎のタイムリーなどでこの回、計3点を奪った。1点差に詰め寄られた九回には、二死二塁からルーキー・清田が決定的な2ランを放ち、5-2と突き放した。最後は小林宏がきっちり抑えて勝利。崖っぷちからの2連勝で、ソフトバンクに逆王手をかけて最終戦に臨む。


追記

完全なるホークス首脳陣、采配ミス。