ヒザ施術に思う
いろいろな症状でご来院いただく当院ですが、最近ヒザの痛みでご来院いただいている方々がおられます。
ヒザが痛いともろに歩き方に出ますね。
「今日はいい歩き方ですね!」
「今日は引きずってますね・・・けっこう酷使しました?」
などと入って来られるときに、挨拶代りに交わします。
ヒザの痛みは大腿骨と脛骨のねじれ運動や膝蓋骨の上下運動が歪みによって機能していなかったりするので、これを矯正します。
動きだけならこれで十分回復しますが、局所的な痛みがあるようでしたら筋肉の付着部や靭帯、半月板などにアプローチしていきます。
そうやってあの手この手で痛みが出ないように動けるように目指していくのですが、よくヒザ痛の方が言われるのが
「体重減らさないといけないって言われました。だから運動しろって」。
・・・痛いのにね( ̄ー ̄;
動かすとヒザが痛い。
で、病院に行く。
「運動してヒザの負担を減らしましょう」。
いやだから痛いんですって(;´▽`A``
こういうご不満をお持ちの方はおられますよね。
体重がヒザの負担になってるから痛みが出ているんだという考え方に強くは頷けませんが、例えそうだとしても!
運動するならある程度ヒザの痛みが出ない(軽減)されている状態でないと・・・
痛みをこらえてのリハビリは、脳に「痛い!」感覚を強く焼き付けていることになりますよね。
痛みを我慢して続けたら痛みはなくなるのか?
前時代的ですよね。
運動(リハビリ)していくなら、負荷のかからない運動から始めて徐々に負荷を強めていくのが鉄則です。
でもその一番負荷のかからないリハビリのステージにも立てない方もおられます。
ベッド上でもこれくらいで?っていうくらい小さな動きで痛がる方もおられます。
まずは痛みの出ない状況を作り、その状態でリハビリ的な動きを重ねて、脳に安心してもらう体験を繰り返すこと。
それにより脳が「大丈夫なんだな」という感覚を得ると少しずつ痛みが出る場面が減ってきます。
そこからがリハビリの出番。
でもやせるための運動なんてまだまだ先、ですよ。
「運動不足だから体重が増えてヒザが痛くなるんだ」
なんて言われて途方に暮れている方が多いので、記させていただきました。
今日も感謝感謝。
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