入院してからしばらくは、放射線治療のみの生活。
本当は空いている時間にビタミンⅭ点滴療法をしに行きたいのだが、大学病院側に完全否定されてしまったので、福も家族も不安になってしまい、おとなしく治療が進むのを待っている日々が続く。
しかし、いつまで経っても病名が分からない。
足利日赤で切除したサンプルは、東京や北海道の権威ある先生に診てもらったというのだが、それでもがんの種類が特定できないとの事。
最初に言われた病名は「毛母がん」というもの。
毛母がん、聞いたことないし、ネットで調べてもほとんど情報が出てこない。
それだけ珍しいものだという事なのか?
医者によれば、ここ10年で数人しか症例が無いものだという。
皮膚がんの一種であることは間違いないのだが、、、、
病院側も推測の域をでない状況ではあるが、何かしないと転移が広がってしまうという危機感は持っていて、提案してきたのが、様々ながんに広く使われている「パクリタキセル(タキソール)」という抗がん剤の使用。
相手が分からない状態であるが、とりあえず効きそうなもので試すしかない、という事で、結局その抗がん剤を使用することに。
抗がん剤と聞いて、やはり怖いのは副作用。
主な副作用として、
白血球 減少などの骨髄抑制、
末梢神経障害、
口内炎、
重篤な腸炎、
腸管閉塞 (1.7%)、
肝 機能障害 (4.4%)、
その他、食欲不振、悪心 ・嘔吐 、著しい便秘 、腹痛 、腹部膨満あるいは腹部弛緩及び腸内容物のうっ滞など。
さらには、がん細胞が増悪する可能性もあるという。
抗がん剤治療についても何冊か本を読んできた中で、特に気になった本は近藤誠さんの「余命3ヶ月のウソ」という本。
近藤先生は日本のがん治療否定本を数多く執筆しており、この本も今年発売されたばかり。
内容はやはりがんの3大療法の危険を説いており、抗がん剤の使用は絶対NGと書いてある。
また、抗がん剤が効かないのに、なぜ日本では抗がん剤治療が平然と行われているのか、その背景についても触れられている。
簡単に言ってしまえば、「金」のため、という事。
この内容を裏付ける本がコレ↓
新・医療ビジネスの闇、
この本には、利益優先の医療の実態が赤裸々につづられている。
これを読むと、病院に行く気がまったく失せてしまうほど。
この2冊を読んだだけでも、抗がん剤は患者にとって毒であり、病院にとって金のなる木、という心象を強く受けた。
全部が全部、本当とは思わないが、こういった医療否定本が多く発刊されている昨今、あながち嘘ではないのだろうし、実際に抗がん剤治療で弱ってしまって、、、、、という話はよく耳にするので、自分としてはやはりうって欲しくないというのが本音。
福も抗がん剤投与への不安が強く、最初は「うちたくない」と言っていたのだが、うたなければ転移は進むし、ほかの治療法はないし、という状況になり、やむなくうつことを受け入れた。
医者達は抗がん剤についてどう思っているのだろう?
自分が担当した患者さんが、抗がん剤を投与してから徐々に調子が悪くなり、最悪の場合亡くなってしまう。
普通の人間であれば、そんな事を何度か経験すれば、「もっと他に良い治療法はないか?」「抗がん剤ってどうなの?」とか考えないのだろうか?
もちろん、治っていく患者さんもいるのだろうが、そうじゃない場合も多いことに疑問を持ち、臨機応変な治療を行って欲しいものだと思う。
しかし、現実的には大病院には3大療法しかないので、期待することは難しい。
そういう場合、患者側はどうしたら良いのだろう?
病院が変わらない状況において、患者の在り方というものも考えて記事にしていきたいと思う。
また、最近は大病院でも3大療法以外の治療(温熱・免疫・漢方など)を行っているところがチラホラ出てきているので、今後の展開に期待したい。
抗がん剤投与から1週間は、これといった副作用も出ずに福も元気いっぱい!
この頃は安心していられたのだが、2回目の投与を行った頃から副作用が出始めてしまう。。。。
つづく
昨日も福のために友人ご夫婦がひまわりを届けてくれました
本当に皆様の気持ちが嬉しいです!
福の天国への旅路は、きっとひまわりでいっぱいに囲まれていることでしょう。