夏越ごはん*6月30日夏越の祓 | こどものうちから伝えたい 心と体をつくる 食育と料理〜一緒に食べたい行事食と季節を感じるごはん

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夏越の祓」、「夏越祓」。「なごしのはらえ」と読みます。聞いたことはありますか??

1年のちょうど半分にあたる旧暦の6月30日に半年の災い、罪、けがれを祓い、無事を感謝し、残り半年の無病息災を祈る行事です。旧暦の6月30日(晦日)で、神社では新暦の6月30日にこの行事をするとこともあれば旧暦の日で行うところもあるようです。

12月の大晦日の対になる行事で、12月は「年越し」というのに対して6月は「なごし」。

夏越の祓では神社の境内にある茅の輪をくぐることで身を清め、厄落としができると考えられています。



6月30日の夏越の祓いの日は「夏越(なごし)ごはんの日」。日本の食文化の中心となる「米」の新たな行事食として、公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構が2015年の今年に制定したそうです。

私も「夏越ごはん」を作ってみました!

夏越ごはん

夏越ごはん


◯◎材料◎◯3~4人分
かきあげ
とうもろこし・・・1本
タマネギ・・・大1/2個
ピーマン・・・1個
ホタテ(刺身用)・・・4個
卵・・・1個
小麦粉・・・(具材に混ぜる用)大さじ4くらい
(衣用)110g
冷水・・・適量
揚げ油・・・適量

タレ
だし・・・70cc
醤油・・・大さじ1 2/3
みりん・・・小さじ4
ミニトマト・・・3個
おろし生姜・・・小さじ1

ご飯・・・適量

◯◎作り方◎◯
1 タレを作る。だし、醤油、みりんを小鍋に入れ2/3くらいになるまで煮詰める。ミニトマトは横半分にして種を取り、みじん切りにする。切ったトマトと生姜を煮詰めたタレに加える。
2 とうもろこしは皮をむき、包丁で実をこそげとる。タマネギは5mm幅のスライス、ピーマンはヘタと種を取り、5mm細切り、半分の長さに切る。ほたては4等分に切る。
3 2の具材をボウルに入れ、(具材に混ぜる用)の小麦粉を混ぜる。別のボウルに卵、小麦粉、冷水を入れて混ぜ、小麦粉を混ぜた具材に少しずつ加え、具材がまとまるくらいの量を入れる。
4 揚げ油が中温(170度)になったら3の具材をお玉で入れ、菜箸で丸くなるように整えて揚げる。
5 器にご飯を盛り、4のかきあげ、タレをかける。


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公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構が「夏越ごはん」としてすすめている丼の内容概要は

1 「茅の輪」をイメージした「旬の夏野菜」を使った丸いかき揚げ
2 「夏越の祓」の茅の輪の由来となった蘇民将来の伝承にならった「粟」や邪気を祓う「豆」などが入った雑穀ごはんや五穀ごはん、小豆ごはん
3 百邪を防ぐといわれる旬のしょうがとレモンを効かせたさっぱりおろしだれ

だそうで、夏野菜のピーマン、とうもろこし、トマト、雑穀ごはんを使いました。
赤い色は「邪気払い」の色とされているようで、私はタレにトマトを入れることにより、さっぱりめのタレにアレンジしました。


今後新定番になるでしょうか?「夏越ごはん」。

残り半年をみなさんが健やかに過ごせますように。