今日現在の石巻線終着駅の女川駅です。
真ん中のコンクリート部分の裏に車止めの枕木が残っています。
左には駅ナカ温泉として有名だった「ゆぽっぽ」がありました。
ここに来たのは今日で2回目。
まさか次に来たときは
何もかもがなくなってるなんて想像もつかなかった。
お願いです。
仙石線~石巻線に乗って女川駅に来て下さい。
まだ18切符が残っている方、ぜひ乗りに来て下さい。
なぜ仙石線+石巻線かというと、仙台~女川へ行くと
その道中で被災地の現状がハッキリとわかるからです。
ツアーなどに参加しなくても、全てを見て、知ることができます。
そこで、木村トラベル推奨行路を紹介します!
★仙台→松島海岸
被害のあった場所と大丈夫だった場所の差が大きく
なぜこんな所に船が!?という光景が、
震災から約10ヶ月も経った今も残っていることに驚きました。
★松島海岸→矢本(代行バス)
海沿いをバスが走ります。
マルタイがと止まっていたり、作業員さんが測量していたりで
真新しいバラストが並び、新しい線路がほぼ完成していました。
1階部分だけが丸ごとなくなった民家や、震災から未だにそのままの建物が多いです。
踏切がぐにゃぐにゃに曲がったままの所もありました。
★矢本→石巻
ここはほとんど被災もなく、たくさんの民家が線路脇に並んでいて
お店も営業していました。
★石巻→女川(代行バス)
言葉にできないです。
というより、言葉が出てこない。
終点のバス停から女川駅まで徒歩7分くらいです。
バスが通ってきた一本道を戻るだけなので、車窓を見ていれば道はわかります。
迷ったら近くに仮設の役場があるから聞いて見てください。
★女川駅
領収証やレジや自動販売機の破片や茶碗などが散らばっていて
ここにお店と駅があったことがわかります。
ホームには数字が残っていて、枕木の車止めが残っています。
すぐ横に津波に耐えた桜の木が2本あって復興祈願として保存されています。
駅前あたりだったろう場所に、
猫の完全白骨化した遺体を目にしたときもう立っていられなかった。
何で私はこうゆう仕事をさせてもらってるのに
もっとツアーなどでたくさん人を連れていけないのか、
どうして私はもっと上手く伝えて、人の心を動かして
この場所へ行ってもらう気持ちにさせる技量がないのか。
ただただ、立ち尽くしてしまいます。
帰りに、バスの運転手さんが話しかけてくれて聞いたのですが
震災後、地元の工事会社が受け持つ予定だった仕事を
県外から大手ゼネコンが入ってきて全て横取りされ
さらには地元の人を安い給料で雇い、
国からの補助金と莫大な費用をもっていかれたそうです。
もうさ・・・・・、地獄に落ちればいい。
松島海岸駅や石巻駅付近ではレストランやおみやげ屋さんがたくさん営業していて
ランチや夜ご飯に宮城と岩手の牡蠣を食べれます!
知ってた情報では牡蠣は全滅したと思っていたのですが
まだまだたくさんの人が食べにこれる分はあるそうですよ(*^o^*)
代行バスはたくさん出ていますが事前にネットや仙台駅で調べて下さいね。
メディアで報道されていることが全てじゃないです。
ここに来ると、自分がどれだけ無知なのかと思い知らされます。
現状を知るだけで必ず意識が変わります。
私がそうだったのですが、
意識が変わると毎日の自分の行いも自然と変わります。
このだらしない私が変わったんですもん、絶対絶対誰もが変わるはずです。
募金の大切さとかスーパーで東北の物を買う必要性とか現地でお金を使わなければならない理由とか。
1人では小さくてもこれを100人、千人、1万人がすればめちゃくちゃでかい。
なので、
あと5日間ある18シーズン。
ぜひ東北に行って下さい!
女川駅に来てください。
そこで感じたことをブログやツイッターで広めて下さい。
鉄道ファンのみなさま、お願いします!!