江國 香織
きらきらひかる

この作品は江國作品の中で自分のランキングでかなり上位に入ってます。


 妻がアルコール中毒で夫は医者だけど、ホモで恋人(男)がいる。でも、二人は結婚した。


 全てを許しあって…。


 これだけ、聞いたら汚い話とか奇妙な話にしかならなそうである。


 でも、さすがは江國作品。と思える内容になってます。


 <この二人の関係でたまらなかったのは睦月とねられないことじゃなく、平然とこんなにやさしくできる睦月。水を抱く気持ちっていうのはセックスのない寂しさじゃなく、それを互いにコンプレックスにして気を使いあってることの窮屈。>(引用)

 上の言葉が象徴的…。