ヤフーのモバイル、Y!mobile
(イーモバイル 高速データ通信)
イー・モバイル株式会社が提供する、高速データ通信サービスです。
PDAタイプのもののほか、パソコンに接続してインターネットアクセスなどが可能なUSBタイプのものやCFカードタイプ、PCカードタイプのものなどがあります。
使用感はかなりいいと思います。
それまで数Mbyteといった高速データ通信で広域をカバーするモバイルPC用サービスがなかったので、私の周囲でもサービスが開始されて間もなく他社から切り換える等で利用をはじめた方が何人かいて、なかなか評判も良かったです。
イーモバイルの利点
高速である
広いエリアをカバーしている
料金も比較的リーズナブル
イーモバイルの欠点
海外では使えない
当然といえばそうかも知れませんが、携帯電話の国際ローミングに慣れてしまうと、データ通信もこうならないかな、と思ってしまいます。
料金プランが若干複雑
下の注意点にも特に留意したほうがよいところを書いておくのでよろしければ参考にしてください。
契約書がない
「契約申込書」というのはあって、それにサインを行ったりするのですが、その後に「契約内容を確認したいので、送ってほしい」とカスタマーサービスに訊ねたところ、「ありません、その代わりとしてユーザサポート用のサイトがありますのでご利用ください」という回答でした。
そういったものなのでしょうか。
(「契約申込書」に『EMOBILE通信サービスに関する重要説明事項』の記載があります。ただ、やはりこれは契約書の代わりにはならないと思います)
イーモバイル購入・契約の際の注意点
イーモバイルデータ通信では
定価で端末を購入して、契約解除の際に解除料金の発生しないプラン
のほか、
端末を割引するかわりに、一定期間内(1年もしくは2年)以内の解除の際には解除金が発生するプラン
ノートパソコン等とのセット購入で、そのパソコン本体の料金も割引にするかわりに、2年以内の解約の際には解除金が発生するプラン
などがあります。
ASUSのeeepc(ウルトラモバイルパソコン)がイーモバイルとのセット購入で100円で手に入るというので、ニュースで取り上げられたりもしました。
もし高速モバイルデータ通信を一定期間以上利用することがほぼ決まっていて、 今後もサービス内容に変更がないのであれば、上記のうちの一番下のような契約・購入方法がいいように思います。
ただ、日進月歩の業界なので、いつ他の会社からさらに魅力的なサービスが登場するかわかりません。
それだけであればまだしも、イーモバイル自体がさらにグレードアップした端末やプランを登場させる可能性もあります。
これは私自身経験しているのですが、3.6Mのプランを購入したのちに、7.2Mのものが登場しました。
こういった際に先行して契約しているユーザにもスムーズに移行できる措置を用意するのがよいビジネスモデルだという気がするのですが、イーモバイルではそういうシステムが現状ありません。
買い増し(新端末を購入し、データチップを入れ換える)
もしくは
現在の契約を解除して、新規購入
といった手段をとらなければならないのです。
3.6Mのサービスで契約したユーザは、その後比較的すぐに新サービスが登場し、移行するにはまた数万円かけざるを得なかったりするので、不満を覚えた方も多いのではないでしょうか。
「イーモバイルはこういうスタンスです」といったことで理解はしますが、ユーザロイヤリティは確実に下がっていることと思います。
どこかで反動が生じるようにサイト管理人は感じています。
いいサービスに敏感な初期ユーザはもっと大切にしたほうが、しっかりとした基盤になるのではないかと思うのですが、皆さんはどのようにお感じになるでしょう。
まとめると、イーモバイル契約に関しては、安易に安いプラン、お得に感じるプランを選択するのではなく、将来的なアップグレードも視野に入れつつ、慎重に検討するべきです。