「友を引く」として葬式を避ける「友引」という暦。これが決められなくなるとして、葬儀業界に波紋を広げているのが「2033年旧暦問題」だそうです。「2033年?何年後?私、生きてる?」のレベルのお話ですが、意外と知ってそうで、知らない旧暦!

 

旧暦の日付の確定には、
(1)新月と新月の間を1か月とする。

(新月とは、満月の反対の全く空に出ていないときの月ですね。)
(2)「その月が何月か」は春分、夏至など太陽の動きから算出され、春分
のある月が2月、夏至は5月、秋分が8月、冬至は11月とする。
 など複数のルールがあるそうです。

 

ところが、2033年秋に「ルールを全て満たそうとすると、『9月の次の月が11月』になってしまう」といった不具合が生じてしまうんだそうです。これは1844年に天保暦(旧暦)が導入されて以来、初めての異常事態!

旧暦の日付が決められない以上、六曜(大安・先負など)も、当然「友引」の日も決まらないので、葬儀の日としては避ける人が多い友引の日を定休日としている葬儀業界が慌てている、ということなんです。(相当、先のお話ですが…(^^;))

(真剣に考えていらっしゃる方々もいるようです!!)

 

日本カレンダー暦文化振興協会(カレンダーを発行している業界団体)は、解決に向けて昨年8月、2033年11月に『閏月』(暦のズレを調整するために例外的に設けられる「13番目の月」)を置く案を発表したそうですが、正式には決定していないそうです。これが決まると、『2033年13月』という月ができるということですね!

 

2033年と言えば、17年後!「今から心配しなくても…」と思いながらも、2033年13月の旧暦カレンダーを見てみたい気もします。それまで、お葬式と無縁となるように、頑張って長生きしたいと思います!(^.^)/~~~