毎日を埋めて行く単色の同じ足跡

不完全燃焼のもたらす疲労


己の形も定かでない

何の影となるかで意味も変ずる


喜々鬱々散々楚々堂々

感情も態度も他人の物


鶯々燕々柊々畳々網々

判じ得ぬまま応急手当てに鏡となる


而々距々戔々

模糊として閉口する


幕が下りるまで延々と続けられる決まり事




全力で支える単調な繰り返し

事物の形は主観により変容する

この循環は自己の存立


無辜の失意は救われなければならない

自主性の々に逢着する日


先は長い

安穏な運命には及ばぬかもしれぬ

意味に縫合される々


繰り返しの果てでやがて幕は下りる



縷々転々に誰知られぬ格闘がまた生滅する