「3・11」一周年から、あっと言う間に数日過ぎてしまいました。
自分なりに考えることも多かったのですが、軽はずみなことは書けません。だいたい、当日の昼までその日が「3月11日」ということも忘れ、あわててテレビの黙祷に参加した自分のような偽善者、いや非国民には何も書く資格はないです。わずかな募金やCD売り上げの寄付をしただけで一度も被災地に行けなかったし…。
ただ、原発に関してはほとんど人災だと思うので、責任を取るべき人たちは真実を伝えて、きちんと責任を取って欲しいですね。僕ら庶民だって、人生で何かミスをした時は結局自分で責任を取る以外に方法はないので(僕も自分のミスのせいで、けっこう苦しんでいます…)。
だいたい世界で一番地震が多い日本みたいな国に原発を作ろうなんて最初に言い出した人たちはどう思っているのでしょう? 処理施設のことも考えず、経済効率で突っ走ったあげくに取り返しのつかない事態になったわけで…。
でも、そういうことにまるで無頓着だった僕たちにも責任はあるし、マスコミもそう。
僕は幸い東電関連のCM仕事をしたことはなかったけど、友人たちによれば「非常に高いギャラ」が出ていたそうです。テレビCMに限らず、ラジオ、イベント、雑誌などあらゆる媒体で他企業の5~10割増しの宣伝費が出ていたとか…。
事故当初、テレビがあれだけ東電の言い分を垂れ流しにしたのも納得できてしまうような話ですね。そして、スポンサーから降りたとたんに批判ができるようになってきた、と…(^_^;)。
…なんてことを考えていると、だんだん日本の嫌な部分も見えてきてしまいますが、氷室さんをはじめ有名ミュージシャンの寄付、義援金はすごいですね!(事故責任がある人たちや企業が責任を取っていないのに…)
20世紀と違ってCDが売れない時代にあんな大金…。ファンじゃなくてもファンになってしまいそうなくらい素晴らしいことです。
自分に置き換えると、ちょっとだけ無力感に襲われますが(^_^;)。
いや、置き換えちゃダメです。
僕が尊敬するボランティアの先生、アジア・チャイルド・サポートの池間哲郎氏は「毎日を一生懸命生きること。そして幸せの数パーセントを誰かに分けること」がボランティアだとおっしゃっていました。その言葉を胸に一生懸命頑張っていきたいと思ってます。
最も大切なボランティアは、自分自身が一生懸命に生きること (DVD付)/池間 哲郎

¥1,680
Amazon.co.jp
(DVDの音楽を担当させて頂きました)
ひとりの日本人としては悲しみ、苦しみに暮れた一年でしたが、個人的にはここ10年で一番、新しい出会いが充実してました。10代から50代まで老若男女いろいろな方たちです。ミュージシャン&シンガーはもちろん、音楽以外のクリエイター、スタッフ、新人さん、そして上記の池間先生のような指針となる方まで。
震災のことはこの上なく不幸なことですが、素晴らしい出会いが多かったことは本当に嬉しく思います。もちろん、新しく出会った人だけでなく、今まで付き合いのあるすべての方が幸せになるよう、微力を尽くしたいと思っています。もちろん毎日そんなことを考えて生きてるわけではないですが、少なくとも今はそう考えています…(^_^;)。
個人的には去年の8月にジョー山中さんが亡くなられたのはとても悲しい出来事でした。最初に僕を作曲家として認めてくれた歌手の方だったし、それから20数年ファミリー的にお付き合いさせてもらっていたので…。
実は3月11日にスタジオの倉庫を整理していたら、20年前に僕が作詞作曲してジョーさんが歌ったマスターテープが出てきました。DATのテープです。
30才以上のミュージシャンや音楽業界人なら必ずと言ってよいほど知ってますが、一般の方は見たこともないテープでしょうね。

5~10年前からwavファイルの受け渡しが普通になったので、業務用レコーディング・スタジオでも滅多に使われなくなりました。
カセットの3/4のサイズですが、音はCDよりも良いです(デジタルの周波数的に)。
中でも写真のKAO(花王)KXシリーズがトップブランドでした。ソニーやビクターなど電気メーカーを差し置いて、花王がトップなんて不思議でしたが、石けん製造で培った界面技術がDATテープと相性が良かったとか…。
あ、このブログ読んで「懐かしい~」と思った方はコメントorメールして下さい。
一緒に古き良き時代を懐かしみましょう(笑)。
ウチのスタジオには今でもDATデッキが2台あるのですが、普段はデジタル変換くらいしか使っていません。テープも200本以上あるし、他の使ってない機材と一緒に処分してしまおう!と思って整理したら出てきたのが写真の1本。
しかも、ただのマスターではなく大発見!(もちろん超個人的に)がありました。
仕事に戻らなければならないので、この続きは次回に…!
自分なりに考えることも多かったのですが、軽はずみなことは書けません。だいたい、当日の昼までその日が「3月11日」ということも忘れ、あわててテレビの黙祷に参加した自分のような偽善者、いや非国民には何も書く資格はないです。わずかな募金やCD売り上げの寄付をしただけで一度も被災地に行けなかったし…。
ただ、原発に関してはほとんど人災だと思うので、責任を取るべき人たちは真実を伝えて、きちんと責任を取って欲しいですね。僕ら庶民だって、人生で何かミスをした時は結局自分で責任を取る以外に方法はないので(僕も自分のミスのせいで、けっこう苦しんでいます…)。
だいたい世界で一番地震が多い日本みたいな国に原発を作ろうなんて最初に言い出した人たちはどう思っているのでしょう? 処理施設のことも考えず、経済効率で突っ走ったあげくに取り返しのつかない事態になったわけで…。
でも、そういうことにまるで無頓着だった僕たちにも責任はあるし、マスコミもそう。
僕は幸い東電関連のCM仕事をしたことはなかったけど、友人たちによれば「非常に高いギャラ」が出ていたそうです。テレビCMに限らず、ラジオ、イベント、雑誌などあらゆる媒体で他企業の5~10割増しの宣伝費が出ていたとか…。
事故当初、テレビがあれだけ東電の言い分を垂れ流しにしたのも納得できてしまうような話ですね。そして、スポンサーから降りたとたんに批判ができるようになってきた、と…(^_^;)。
…なんてことを考えていると、だんだん日本の嫌な部分も見えてきてしまいますが、氷室さんをはじめ有名ミュージシャンの寄付、義援金はすごいですね!(事故責任がある人たちや企業が責任を取っていないのに…)
20世紀と違ってCDが売れない時代にあんな大金…。ファンじゃなくてもファンになってしまいそうなくらい素晴らしいことです。
自分に置き換えると、ちょっとだけ無力感に襲われますが(^_^;)。
いや、置き換えちゃダメです。
僕が尊敬するボランティアの先生、アジア・チャイルド・サポートの池間哲郎氏は「毎日を一生懸命生きること。そして幸せの数パーセントを誰かに分けること」がボランティアだとおっしゃっていました。その言葉を胸に一生懸命頑張っていきたいと思ってます。
最も大切なボランティアは、自分自身が一生懸命に生きること (DVD付)/池間 哲郎

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ひとりの日本人としては悲しみ、苦しみに暮れた一年でしたが、個人的にはここ10年で一番、新しい出会いが充実してました。10代から50代まで老若男女いろいろな方たちです。ミュージシャン&シンガーはもちろん、音楽以外のクリエイター、スタッフ、新人さん、そして上記の池間先生のような指針となる方まで。
震災のことはこの上なく不幸なことですが、素晴らしい出会いが多かったことは本当に嬉しく思います。もちろん、新しく出会った人だけでなく、今まで付き合いのあるすべての方が幸せになるよう、微力を尽くしたいと思っています。もちろん毎日そんなことを考えて生きてるわけではないですが、少なくとも今はそう考えています…(^_^;)。
個人的には去年の8月にジョー山中さんが亡くなられたのはとても悲しい出来事でした。最初に僕を作曲家として認めてくれた歌手の方だったし、それから20数年ファミリー的にお付き合いさせてもらっていたので…。
実は3月11日にスタジオの倉庫を整理していたら、20年前に僕が作詞作曲してジョーさんが歌ったマスターテープが出てきました。DATのテープです。
30才以上のミュージシャンや音楽業界人なら必ずと言ってよいほど知ってますが、一般の方は見たこともないテープでしょうね。

5~10年前からwavファイルの受け渡しが普通になったので、業務用レコーディング・スタジオでも滅多に使われなくなりました。
カセットの3/4のサイズですが、音はCDよりも良いです(デジタルの周波数的に)。
中でも写真のKAO(花王)KXシリーズがトップブランドでした。ソニーやビクターなど電気メーカーを差し置いて、花王がトップなんて不思議でしたが、石けん製造で培った界面技術がDATテープと相性が良かったとか…。
あ、このブログ読んで「懐かしい~」と思った方はコメントorメールして下さい。
一緒に古き良き時代を懐かしみましょう(笑)。
ウチのスタジオには今でもDATデッキが2台あるのですが、普段はデジタル変換くらいしか使っていません。テープも200本以上あるし、他の使ってない機材と一緒に処分してしまおう!と思って整理したら出てきたのが写真の1本。
しかも、ただのマスターではなく大発見!(もちろん超個人的に)がありました。
仕事に戻らなければならないので、この続きは次回に…!