こんばんは、yusuke#9です。

今回は、プロジェクトを作ったときにできる、Info.plist
いじってみます。
このファイルにはアプリの基本的な設定内容を書きます。

本体はXMLで記述してあって、Xcodeで開くとこんな感じに表示されます。
iPhoneでゲームとか作ってます-plist

1つずつ説明したいと思います。わかる範囲で、ですけど。

まずは、デフォルトで設定されているもの。

・Localization native development region(デフォルト:English)
アプリの言語設定です。日本人向けアプリであればJapanにします。

・Bundle display name(デフォルト:${PRODUCT_NAME})
iPhoneのデスクトップに表示されるテキストです。
日本語も使えます。

・Executable file(デフォルト:${EXECUTABLE_NAME})
実行ファイル名を指すようです。
いじると修復するのが面倒なエラーになったりします。
いじらないか、プロジェクト名にしておくのが無難です。

・Icon file(デフォルト:なし)
アイコンを設定します。サイズは57x57。

・Bundle identifier(デフォルト:com.yourcompany.${PRODUCT_NAME:rfc1034identifier})
アプリ固有の識別IDです。
自分のドメインを逆から書いたような形にするのが一般的です。
このIDはアプリを申請するときに使います。

・InfoDictionary version(デフォルト:6.0)
6.0で固定です。

・Bundle name(デフォルト:${PRODUCT_NAME})
アプリの短縮名だそうです。16文字以内にする必要があります。
アプリ名がそもそも16文字以内であればそのままでもよさげです。

・Bundle OS Type code(デフォルト:APPL)
バンドルの種類を4文字で表すようです。アプリなので APPL固定で。
OS9のなごりのようです。

・Bundle creator OS Type code(デフォルト:????)
バンドルの内容を4文字で表すようです。
なんだかよくわからなかったのですが、なんでもよさげです。
OS9のなごりのようです。

・Bundle version(デフォルト:1.0)
アプリのバージョンを書きます。
最初は1.0ですね。

・Application requires iPhone environment(デフォルト:チェック)
チェックが入っているとアプリがiPhoneだけでしか動かなくなるようです。
チェックを入れておけば問題なさげ。

・Main nib file base name(デフォルト:MainWindow)
nibファイル名を設定。nibというのは、xibがパッケージされたときの
拡張子なので、xibファイルの名前をいれます。

以上がデフォルトで設定されているものです。

あと、使えるものとか使い方のわかっているもの。
プロパティの追加は右のiPhoneでゲームとか作ってます-たすを押します。

・Application does not run in background
これにチェックをいれると、iPhone4でホームボタンを押したときに
アプリが終了します。
逆に、iPhone4では、これをチェックしておかないとホームボタンを
押してもバックグラウンドで動き続けます。
最初はかなりパニクった。。。

・Icon files
ここに各大きさのアイコンを設定しておきます。
ファイル名は固定で次の7つのファイルを設定します。
iTunesArtwork ・・・サイズ:512x512 アドホック用(png形式ファイル)
↑これはアイコンとして作っておけば、Icon filesに加える必要はなさそうです。ディストリビューションを作るときにアラートが出てしまいました。すいません。
icon.png ・・・サイズ:57x57 AppStoreとデスクトップ表示用
icon@2x.png ・・・サイズ:114x114 iPhone4用
icon-72.png ・・・サイズ:72x72 iPad用
icon-Small.png ・・・サイズ:29x29 スポットライト用
icon-Small-50.png ・・・サイズ:50x50 iPadのスポットライト用
icon-Small@2x.png ・・・サイズ:58x58 iPhone4スポットライト用

各ファイルをXcodeに組み込んでおく必要があります。

・Initial interface orientation
起動時の画面の向きを設定します。
設定値は4つ
Portrait (bottom home button) 縦(ホームボタンが下)
Portrait (top home button) 縦(ホームボタンが上)
Landscape (left home button) 横(ホームボタンが左)
Landscape (right home button) 横(ホームボタンが右)

・Status bar is initially hidden
チェックをいれると初期状態でスタータスバーが消えています。

・Status bar style
ステータスバーのスタイルを設定します。
3種類あります。

・Supported interface orientations
対応する画面の向きを設定します。
設定する値はInitial interface orientationと同じですが、複数設定できます。


わかってる範囲でこんな感じでしょうか。

ちなみに、plistファイルはテキストで開くことができるので、ちまちまやるのが
面倒なときは直接入力することもできます。
plistをcontrolを押しながらクリックして、形式を指定して開くの中の
ソースコードファイルを選びます。
iPhoneでゲームとか作ってます-テキスト

例えば、先ほどのアイコンファイルを設定したいときは
$iPhoneでゲームとか作ってます-修正

こんな感じでソースを直接いじったほうが楽かもしれないです。
ただ、なにが起こっても自己責任ってことで。

デベロッパドキュメントのInformation Property List Key Reference
Core Foundation Keysのところにいろいろ書いてあります。
英語ですけど。

ではでは。