オンリーわん丈~三遊亭わん丈ひとり会~ 終了 | 遊心亭のブログ

遊心亭のブログ

若手二ツ目の会、聞きごたえのある真打ちの会を開催。

昨日は「オンリーわん丈~三遊亭わん丈ひとり会~」にご参加いただき有り難うございました。
わん丈さんは昼間にさがみはら若手落語選手権の予選に出演し、見事に決勝進出の報告を持っての出演でした。
ひとり会もその流れで気持ちよく高座に上がってくれて、なんと休憩を挟んで4席+1席の高座は、わん丈さんの気持ちよさが、無何有の会場に満ちあふれる会となりました。
昨日の演目は
寄合酒
妾馬
三分間落語
時そば
金明竹
でした。
それぞれの噺の中に、わん丈さんの新作魂をかいま見せるフレーズが盛り込まれ、わん丈落語を堪能させてもらいました。
さがみはら若手落語選手権では「蝦蟇の油」のわん丈バージョンで決勝進出を果たしたとのことです。今回はさがみはら若手落語選手権から流れてきたお客さんもいたので、「蝦蟇の油」はかけませんでしたが、次回以降の楽しみとしておきたいと思います。
最初、高座に上がるときに出囃子担当との息が合わず、羽織を着る前に出囃子が鳴ってしまし、高座で羽織紐をつけるところを実演してくれました。
また、特別な会の時には、古今亭志ん朝師匠の名入りの風呂敷に着物を包んで来られるとのことで、今回、その風呂敷を見せていただきました。その風呂敷を円丈師匠からもらったときのいきさつも、まくらの中で話してくれて、やはり落語は生で聞かないと演者の感情の機微が伝わらないなと、あらためて感じました。