ブログネタ：一日で使ったお金の最高額
参加中就職して初めての冬。
冬のボーナスをもらって、気持ちもちょっとリッチ。
周りはクリスマスモード。
何か自分にもご褒美。
なんて、そんな気持ちでいたから普段は入ることもしないショップへ。
仕事帰りにふらっと立ち寄った。
それが失敗だった。
そのお店はどちらかというとメンズのお店っぽい感じだった。
レディースも置いてあるのだが、なんか違う。
私にはよくわからないがブランド物が置いてあった。
若いショップのおにいさんが、あれこれ勧めてくれる。
田舎者の私は、一刻も早くその場から立ち去りたい一心で、
言われるがまま買った。
1泊２日の服が入るくらいのボストンバッグに、
リバーシブルのジャケット。
その二点で、５万円 だった。
お給料 が １０万円 ちょっとの私のボーナスなんて
たかがしれている。
それが、一瞬にして５万円とんだ。
そのジャケットが良いならいいけど、
みんなに不評で不評で。
なんじゃそれ・・・とか、 えぇっ それが ん万円？
アホじゃん、返品しておいでとか、散々だった。
でももう一回あのお店になんて行けない。
今度は何買わされるかわからない。
そのジャケットは今でも持っている。
物はよかったらしく、未だに着れる。
数年に一回くらいは着てみる。
捨てるに捨てられない。
そういえば、前職場で一回だけ着たことがある。
現場に行ったとき、外で作業するには寒し、作業服が厚手で
まだそれには早いと想ったので、あの懐かしの服を着て
作業していた。
職場の人が私の目の前を通ったとき、
「おはようございます。」と私。
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」 無言の相手。
「えっ？。」 二度見直して相手。
「あっ、おはようございます。」 相手。
「無言のあとのえっ？は何でしょう？」
と私が聞くと、
「掃除のおばちゃんかと想ったら、ゆりさん・・・。」
帽子にめがねに安全靴に、そのジャケットでは、
工場の掃除のおばちゃんに見えたそうな。
作業服に見えたのにはショック。
数万円のジャケットが、掃除用の服。
普段がスーツだとそのギャップはどうなんだろう。
今普段に来ているジャケットの方がなんぼも安い。
今想ってもあのときのことを後悔する。
今なら、それはちょっと・・・といってお店を出るくらいのことは
できる。
若かりし頃の懐かしい話。
私にとって５万円は 今も昔も 大金。
今日のひとこと！！
世間知らずは断ることを知らない。
世間を知っている人は、自分自身を知らない。