ご無沙汰しています。
ブログ、すごーーーく間が空いてしまいました。
ちょっといろいろあったのです。
まあ、ざっくりいうと、先月風邪を引いて以来、原因不明の体調不良でずっと調子がすぐれなくて、病院行ったり検査したり、往生していたのです。
それで、最低限の家事とか以外、何もやる気力がありませんでした。


ところで、昨日のニュース。

ホイットニー・ヒューストンが亡くなった。
わたし自身は、特別なファンというわけでもないのだけれど、やっぱり映画「ボディガード」のテーマは印象に残っているし、世界的なシンガーの若すぎる死としては、マイケル・ジャクソン以来のショックだった。

ホイットニーの死を聞いて、すぐに思い浮かんだのは、ジャニス・ジョプリン。
若い人は知らないかもしれないけれど、圧倒的な歌唱力、トップスターとしての地位、薬物に頼る日々、人気の失せない中で、ホテルでの突然の孤独死。


歌手と女優の世界って、全然違うんだなーと思う。
歌手の方が、心を病んだり、薬物に手を出すことが多い気がするし、
女優が本業で売れなくなって、お酒や薬物で身を滅ぼすってそんなに聞かないような気がする。

大成した女優って、売れなくなると自然にメディアから姿を消すか、オードリー・ヘップバーンやエリザベス・テーラーのように晩年まで幸せに暮らすか、どちらかのように感じる。
(もちろん、古い例だけれど、マリリン・モンローのようなケースもあるけれども、当時のハリウッドは若くて美しくなければ仕事がない時代だったから、現在とは状況が違う。
現在のメリル・ストリープのような容貌と年齢の女優は、当時は主役なんて仕事、絶対にない時代だったし…って失礼か)

その理由のひとつには、歌手はどんどん下から若手が上がってくるのを抑えて、声質も変わり体力も年齢と共に落ちてくる中で、コンサートツアーを続け、トップの地位を守り続けなくてはならないプレッシャーがすさまじいからだろう。

女優の場合、一旦トップ女優の地位を築いてしまえば、年齢を経ても実年齢にあった役があるから、若さを保つことはもちろん必要だけれど、中年には中年の、年をとってもおばあちゃんの役がある。
若い人が出てきて若い役をやっていても、その地位は脅かされることはない。


ところで、世界的に売れる歌手(シンガー)には、ざっくり分けて3種類あると思う。


1つ目は「誰もがこれはもう大丈夫だろうと思う『鋼鉄の女』」
マドンナ、シンディ・ローパーなど。

2つ目は「ちょっとおバカキャラ、ぶっ飛びキャラ」
ブリトニー・スピアーズ、アヴリル・ラヴィーン、クリスティーナ・アギレラなど。

3つ目が「大成功したにも関わらずメディアの世界に疲れ果てて早世してしまう人」
ホイットニー・ヒューストンや、マイケル・ジャクソンなど。
薬物依存、数々の奇矯な行動、コンサートのドタキャン、借金まみれ、挙句に若くして謎の死を遂げてしまう。

そしてそれらに分類されない4つ目の人たち、
夢見て歌手デビューして、一時売れて、または
大して売れず、いつの間にかメディアから姿を消し、普通の生活に戻っていく人たち。
これが一番多いのだろうけれども。


レディ・ガガ、マライア・キャリー、
ビヨンセあたりは、これからどんな道を進んでいくのだろう。

メディアの世界で若くして身を滅ぼすくらいなら、引退して静かな生活をしてほしいと思ってしまう。

ホイットニーには、天国でもあの歌声で歌っていてほしい。