イタリアのクリスマスといっても、一般的には「プレゼント」のことで皆の頭はいっぱい、という印象です。豪華なプレゼントもあり、義理プレゼントもあり、誰に何を、と、日本のお歳暮感覚。そして街には年々サンタクロースの姿が増え、中に空気の入った風船タイプのサンタがあちこちで踊っていたりとか、人は「クリスマスをfesteggiare(お祭り)する」という言い方をするし、(ひたすらご馳走を食べ続けるイタリアのクリスマス)イタリアもクリスマスの本来の意味が薄れて、日本のようになってしまうのではないか、と危惧したくもなります。


私はキリスト教徒ではないけど、小冊子の中にじーんときた言葉があったので、紹介します。(意訳です)

愛する人々すべての背後にある愛に無知にならぬよう。あなたの心がこの世の感情だけに鼓動するのではなく、聖なる愛にドキドキして鼓動するように。


私たちはどれほど感情の世界に振りまわされて、浮き沈みしているか。そのために肝心なことが見えていない無知なエゴイストであることか。


皆様に、Buon Natale, メリークリスマス。