「まあくんへ
ママはでかけてきます
ごはんはレンジをチンしてね」
朝になっても帰ってこなかったママのことはほっておいて、僕は学校に行く。
学校は嫌いでも好きでもない。
ぎむ教育とかいって、いかなきゃいけないことが決まってるみたいだから仕方なく通ってる。
でも話相手がいるだけお家よりはましなのかな?よくわかんない。
集まって笑いあってるやつらの話の内容ときたら、女の子のことか誰かの悪口に決まってる。
低俗で考えなしでくだらないことばっかりだ。
僕はあいつらとは違う。
誰も助けてくれないことを知ってる。
自分のことは自分で守らなきゃいけない。他人のことで退屈しのぎしてるほどひまじゃない。
そりゃ僕だって子供だから、くだらない話につきあって笑ったりしたいときだってあるし、そうしなきゃいけないときもある。
めんどくさいけど、それができるから、きっと僕はクラスで浮いてはいない。
と思う。
それにしてもここのところ毎日同じ話ばかりしてる気がする。
よく飽きないもんだ。
「痛っ」
なんだ?急に頭痛が…。
あぁ治った。
考えなきゃいけないことがたくさんあるからだなきっと。
・・・つづく・・・
にほんブログ村