心配して気遣って下さっていた友人の皆様、すみません&どうもありがとう!

昨日の午前中、最大の懸念事項だった論文について先生から「ほぼOK」が頂けまして、一気に肩の荷が降りました。


もうこうなったら後は大分気楽!


昨日は初めて、

「あー、ここの自然ってこんなに綺麗だったんだー!!」

と、爽やかな気分でヴァーモント州の大自然をAppreciate出来ました。


yunのブルーミントン日記

7月半ばまでは「何なんだ!!」と思う位暑くてムシムシしてて、スコール降って嫌な気候でしたが、その後急激に季節が変わり、今はちょうど9月ー10月の軽井沢、っていう感じの気持ちのよい気候。

空も高く、山々は緑で、気温は薄手の長袖&長ズボンで調度良い。

カナダ国境に限りなく近い、北寄りの立地に初めて納得。


・・・と、こういう爽やかな記述をする心の余裕も出てきたってわけ(笑)



さて、今回はここ で言及した、

「新テクノロジーを使ったイタリア語の教授法」

の授業について。


この授業を取っている生徒9人の内、5人はイタリア人。 アメリカやイタリアの中学ー大学でイタリア語を教えている人たちだ。年齢は25歳ー50代と幅広い。

他2人はアメリカ人だが、学校でイタリア語を教えている人たち。当然語学はペラペラ。

もう一人はアメリカで高校の英語の先生をしている女の子。イタリア語は一番下手だが、色んな教授法を熟知している。


そして、日本人という謎の人種で、語学を教えたことはなく、

「教授法(didattica,英語だと didactics)って何?」

と辞書をひきはじめるレベルのワタシ。


当然、最初は超戸惑った。

理論の本を膨大に読まなければならず、単語は意味不明、内容に興味も覚えられず、日本語に訳してもイマイチピンとこない・・・

と、苦労していたのだが、授業後半は楽勝☆ となった。

何故なら、授業が「新テクノロジーを使う」という、コンピューター操作の分野に入ったからだ。


ちなみにワタシ、日本では完全に「新しいテクノロジーについていけません」的な存在で、

パソコンにも詳しくないし、ツイッターやらラインやらも相当後になって友人に押し切られる形で始めるタイプ。ちなみに今でも携帯はバッチリガラ携(笑)


という人間です。


そんなワタシが一躍クラスの優等生に!!


これ、奇跡。 夫のT氏もビックリです。


というのも、他のメンバーがビックリする程無能だから(笑) 先生に非常に同情してしまう。


授業で毎回、イタリア語を教えるために使えそうなウェブサイトをいくつか取り上げ、IDとパスワードを作って実際に使ってみて、それでプレゼンテーションを行ったり宿題をしたりするわけなのだが・・・


イタリア人の最初のつまづき。


皆、必ず自分の作ったパスワードを忘れる!!!


先生が

「はい、ではこのサイトにログインしてください」

と言うと、皆一斉に


「せんせーい!!ログインできないよー!!」

「私のパスワードなんだっけ?」

「わー、パソコン壊れたよ、絶対!!先生!!」


と喚きだし、教室内は一気にカオスと化す。


目を閉じればそこはイタリアの小学校なのだが、目を開けると目前には50代、30代、そして25歳の「先生」達が並んでいる。



何で順番を待たずに我先にと喚くんだろう。

何で自分のパスワードをメモっておかないんだろう。

何で自分でパソコンをシャットダウンしときながら、「画面がブラックアウト!」とパニクるんだろう。



その後も、1つ1つのステップ毎に


「せんせーい、私の画面にそのボタンがない!!」

「全然違う画面に飛ぶんだけど!」


と、いちいち数人がパニックに陥り、その度に先生は教室内を走り回る。


しかも、

「私はマックを使ってるんだけど、教室のPCはWindowsだからパワポが使えない(そんなワケあるかっ!)」

「きちんとメモったパスワードなのに入れない。絶対これで正しいのに!」


と、容易には自分の過ちだと認めないのが何ともイタリア人らしい。



そんなこんなで遅々として進まない授業中、私には黙々と最終プレゼンの準備をする余裕があるのです。