前回のブログで一言触れた所、思った以上に反響があったのでご紹介します、


同級生のラガーガール。


彼女とはたまたま同じ授業を2つも取っているので何かと接する機会が多い。

彼女は地元バーモント州出身、地元をこよなく愛す高校の英語の先生。


日焼けしすぎて人種が不明なのだが、多分白人系のアメリカ人で年齢は20代後半か。

背丈は私と同じくらい、髪の毛はチリチリの天然パーマで割と長い、一部に金色のメッシュが一筋。 

ムチムチ、という響きがお似合いの筋肉質固太り上半身に・・・

スケート選手か?!

という様なご立派な太もも。当然がに股でしか歩けない。

これまた強そうなふくらはぎにはカラフルなタトゥ。


とまぁかなり痴漢を寄せ付けない男性ホルモン満載の彼女なのだが、

それも納得、長年ラグビーをしているらしいのだ。


最初に言葉を交わしたのは、教室移動の道中。(普通、教室移動に「道中」とか使わないと思いますが、ここの大学は広い敷地にポツポツと建物がある感じなので、教室移動で一キロ以上歩く事も普通。)

前を歩く彼女を発見し、「話してみよう」と近づいていった。。。


半径1m以内に近づいて気づく・・・


こ、これは・・・


「臭い」


というものなのではないかっ??!!


「ワキガ」という感じでもない、「スポーツ後の汗」とも違う、何とも男らしい体臭が辺りにフワ~っと漂っているのだ。


ウッと思いつつ、それでも話しかける。


「Ciao」

と振り向くドアップの彼女の顔には・・・


ヒゲ。


ヒゲが生えてたよーーーー!!!ひーーーー、おかあさ~ん!!!


さらには、「癖」なのか、彼女は話をしながらよくバンザーイっと腕を上げ、手を後頭部で組むのだが・・・


ワキ毛生えてますがなー!!!


思いっきりビビるけど、ここまで来たら引き返せない。しばらく彼女と肩を並べて教室まで歩いたわけです。




そんな彼女とも出会って一ヶ月。

段々本質がわかってきた。


最初どちらかというと愛想が悪いのかな?という感じだった彼女。

別に感じが悪い訳ではなく、下手くそなイタリア語で楽しそうに話してくる時もある。

要は、


実に男らしい


のだ。

無駄に愛想は振りまかない。そして若干照れ屋なので初対面ではブスっとしてるように見えてしまう。


よくよく見ると、実はかなりの美形である。「身奇麗」にしてあげれば、一昔前の女優さんみたいだ。

そして彼女なりにオシャレをしている。かなり個性的なのだが、ワンピースやらミニスカートやらも履くし、服のバリエーションはかなり多い。

マニュキアをしている事もある。・・・・


そのマニュキアが半分以上禿げたまま放置している事もあるけど(笑)


授業中、とあるイタリア映画の内容について話している一環で、なぜだか恋愛系の話題が出た事があった。

話を振られた時、彼女は例の様に腕を上げてワキ毛を晒しながら(照れた時の癖なのかもしれない。)


「いやー・・・私は今の生活に満足してるから・・・。へへへ。 男に求めるものが多すぎるんだよねー、へへへ。」


と、小学生の男の子的な照れ方答えていた。


・・・可愛いやないかっ!!!


最近お気に入りキャラのこのラガーガール。

適度な距離を置きつつ、仲良くさせてもらっています。