通常2年程を要するマスター資格を、6週間×3、もしくは×4で取れてしまうだけあって、

ここMiddleburyでの勉強は非常にハードである。


隔離された環境で母国語が全く使えないだけではなく、

毎日多量の課題が出るし、プログラムの最後に向けては各授業で論文やらプレゼンやらのオンパレードになるわけで、、、


皆、病む。(笑)



空港のあるBurlingtonという町から一緒にここまでバスに乗った、フランス語学科の中国系アメリカ人がいる。

学科が別なのでその後は顔を合わせても挨拶すらしない(してはいけない)のだが、たまに校内で見かける。


この青年、バス乗り場で出会った時から謎に満ちていた。

まず、見た目的に♂なのだか♀なのだかが不明。

日本女子の様な細い体に、ショートカットがそのまま伸びて肩についちゃいました的な髪型。

メガネをかけており、ヒゲは・・・ない。声は・・・高い。

服装は・・・ハーフパンツに靴下にスニーカー。

ちなみにバイオリン持参。


困ったな、どっちかな、どっちかな・・・。


としばし迷っていたのだが、多分♂だろう、と今は思っている。


(ちなみに性別不明といえばその後、ヒゲアリ、体臭アリ、超筋肉質、色黒の、アメリカ人ラガーガールに出会っておったまげる事にもなるのだが、まぁ彼女については今は触れません。)



ともかくその中国系アメリカ人の青年。


ここ数日、一人、ものすごい勢いでブランコを漕ぐ姿を目撃するのだ。


そりゃぁもう、目は血走り、本来子供用に作られたブランコをキーキー言わせながら空高く漕いでいる


最初に見た時はビビったね。遠目に、

「あれあれ、子供が遊んでるよ。あんな高く漕いじゃってー。危ないぞー」

とか微笑ましく思って近づいてみると・・・


げ、アイツじゃん!!

しかも表情、かなりイッちゃってますけど!!!


と。


かなり変わった奴であるが、まぁ彼の奇行も理解できないでもない。



とーにかくここの生活は大変なのだっ!!!



今のところ単独ブランコの奇行にまでは及んでいないが、私も自分の限界を感じる。


相当適応性がある方で、最低な住環境でも慣れない国でも慣れない仕事でも田舎でも都会でも、大体の状況は楽しんでしまうのだが・・・


忘れていたよ。


私、勉強、向いてないんだった(笑)


珍しく・・・ってか人生始めて「帰国へのカウントダウン」を励みにしている自分がおります。


もうね、目も超悪くなったし、毎日マズい飯を、それでも無理やり量食べてるのに謎にゲッソリしてくるし。きっと運動する時間もないので筋肉が落ちているんだね。

しばし忘れていた、受験勉強時代の自分を思い出しました。

うん、いかん。あれはいかん。


・・・

なんて言いつつ、やっぱやらなければならないものはやらなければならない。


ブログ画面からワード画面に切り替え、本日も論文と向き合います。


さ、いつから私もブランコを漕ぎだすか。

楽しみにしていて下さい(笑)