子どものカラダとピラティス
小枝を拾っては木の上に向かって放り投げる。
そんな姫のカラダは自然とバイオメカニクス的に動いている。
カラダって自然とそうなるもんなんだな、とあらためて。
STOTT PILATES(ストットピラティス)の基本5原則と
子どものカラダが発達していく過程には、
以下のような関係性を見ることができたりもするんですよ。
この世に生まれ「おぎゃー」と最初に泣いた瞬間から
私たちは呼吸をしはじめる。
やがて、首がすわり、腰がすわり、おすわりができるようになると、
骨盤と背骨のカーブが形成されていく。
ハイハイができるようになる頃には肩甲骨の動きと安定を覚え、
たっちできるようになり、下肢を使い始めるとともに、
胸郭と頭・頚部を骨盤の上に配置し、バランスを取れるようになる。
「呼吸」「骨盤の配置」「肩甲骨の動きと安定」「胸郭の配置」
そして「頭と頚部の配置」の5つのSTOTT PILATESの基本原則を、
実は私たち、生まれてから立ちあがるまでの過程において、
ちゃんと習得してきているものだったりするんですよね。
そして、娘を見ながらあらためて思うのは、
私たち人間は子どもの時代に、「動く」ということを、
カラダを動かして遊ぶ中で学んでいくんだ、ってこと。
走る。跳ぶ。登る。くぐる。投げる。拾う。逃げる。追いかける・・・
そんなふうなことのひとつひとつが「動く」カラダをつくっていく。
ココロが求めることをしているうちに、自然とそうなっていく。
カラダができあがっていく過程って、そんなもんなのかも。
逆に考えると、歳を重ねる度に退化していくそれらのことを、
もう一度学びなおしていく(再教育していく)過程が
ピラティスのエクササイズだったりするわけなんですよね。