![水を買うことに抵抗ある?](https://stat100.ameba.jp/common_style/img/home_common/home/ameba/allskin/ico_kuchikomi2.gif)
私はない 派!
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イタリアではミネラルウォーターを購入する人が、日本より多いと思う。
地元のスーパーに行くと、2リットル入りが15セント=20円ぐらいで買えちゃうし。
そんなわけで、私は水を買うことに抵抗はないのだけど、
なんせ車を持ってないので、家まで持って帰るのに抵抗があります(汗。
最近では、ブリタの浄水ポットを愛用中。
水道の水を飲み水として飲むって、なんとなく抵抗があるので、
浄水カセットが切れたときは、お水を買ってたけど、重くて大変だったぁ(涙。
さて、ブラッチャーノ周辺には、古代都市、ローマへ水を供給するための「ローマ水道」がいくつかあります。
ブラッチャーノ湖の水を供給するというより、その周辺から湧き出る源泉を引くスタイルが、いちばん古い水道のようです。
温泉地としても有名だったVicarelloヴィカレッロやその周辺から取水して、ローマのトラステヴェレ地区への給水を目的に西暦109年に敷設されたのが、それ。
第13代ローマ皇帝トラヤヌスの時代だったので、Acqua Traianaトラヤヌス水道と呼ばれてます。
図版の赤いラインが、トラヤヌス水道です。
西暦537~538年にかけてのゴート人によるローマ略奪で破壊されるまで使われていたそうです。
400年以上も使われてたなんて、すごいですよねー!
実はこのヴィカレッロ、ローマ時代から温泉地として有名だったよう。
残念ながら今は、ほとんど放置状態で、入ることはできません。
この地区には教会もあり、一時は修道院として修道士たちが温泉を管理していたそう。
でも、立ち行かなくなり、売却したのが、農業系の会社。
そのうちこの会社も経済的に行き詰まり、第3セクターを作って、大規模リゾート開発に乗り出します。
別荘地も作って売り出すことになりました。
しかーし、ここはラツィオ州の自然保護地区になり、開発ができなくなり、そのまま放置されることになっちゃったらしい。
もったいない話です。
せめて、いまある建物を修復して、温泉地として復活させればいいのにねぇ。
とはいえ、イタリアのことですから、書類や利権やなんやかんやで、ものすごーく大変なんだと思います。
この赤い水道にそって、今でもところどころ水道を見ることができるんですよ。
イタリア人、ほんと、物持ちがいいなぁと思います。