7月9日(火) 日本経済新聞
にこんな記事が載っていました
見出しを抜粋
京都大学や大阪大学の3チームがそれぞれ、
主に脳梗塞や認知症の診断に使う磁気共鳴画像装置(MRI)で
1センチ以下の初期がんを見つける技術を開発した。
解像度を左右する造影剤を改良した。
がん検査の精度が高価な陽電子放射断層撮影装置(PET)
並になる一方で、検査費用を10分の1程度に抑えられ
被爆の心配もない。
動物実験を重ね、早期に実用化を目指す。
という嬉しい発表
造影剤を変えるだけで今までにあるMRIの機械で
1センチ以下の大きさの初期段階のがんを見つけられるのです。
それにMRIは磁気使っての撮影だから、被爆の心配が全くないのです。
今までCTやPETは小さいのを見つける為には多少の被爆は
仕方ないと思っていましたが、やはり検査として何度も受けなくては
ならなくなった場合、心配になりますよね
でもこれだと被爆の心配なく受けられるのです。
それに新しい機械を導入するのではなく、今あるMRIの機械で
使えるのだから医療側も導入しやすいですよね!
検査料もPETだと保険適用で、私の通っている大学病院では
3万円代でした。
MRIは最近受けてないから記憶にはないですが
この金額よりは、かなり安かったと思います。
これだとお財布の負担も軽くなります。
新聞によりますと
04年、英オックスフォード大学は日本でがんにかかる人の
3.2%が放射線診断による被爆が原因との論文を発表。
米英など15ヵ国の中で最も高い数値。
通常のエックス線検査より放射線が高いCT検査の普及が
進んでいることが影響したと分析している。
近年、がんの生存率は上昇傾向になったのは、画期的な
治療法が見つかったというよりも、画像診断の進歩で
早期発見が可能になり、治療成績が上がっているからだ。
今後も早期発見が、がん治療の鍵を握る。
京大や阪大の造影剤が実用化してMRIで初期がんを
発見できるようになれば、患者だけでなく、医師や技師への
被爆の影響を抑える利点も大きい。
今まで治療や早期発見の為にあまり考えずに
CTやPETを受けてきました。
被爆のリスクより病気を発見できないリスクの方が高い
と思っていましたが。
これが普及してMRIで検査できれば余計な事を考えずに
検査を受けられるのです。
医学は日に日に進歩しています。
だからどんな病気になっても、諦めずしぶとく生き抜けば
新しい治療やお薬が発見できるはず・・・・
そう信じて病と闘いましょうね