心に傷をもつ人の意識～自己犠牲の意識～

心に傷をもつ人の意識～自尊心の喪失～の記事と合わせて読んで頂ければと思います。

あたしが所属している教会の、
文書宣教会によって発行されている、

「信仰界（韓国読みで“しなんげ”）」

を読んでいます。

$イエス様の愛に癒されて君を愛せるようになりました-111123_144916.jpg

あたかも、自分についてストレートに書かれているような、
まるで、代弁してくれているような、

そんな内容で、神様の導きを感じられました。

なので、抜粋して、
前回同様、ご紹介させて頂こうと思います。

こちらも、ソウル老教会所属、
内なる癒しと、とりなしの祈りの働き人の、

キム・ヒョンミ伝道師によって書かれています。

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「心に傷をもつ人の意識」第四章　自己犠牲の意識

今の世代になる以前の過渡期の教育方式に、
問題があると言えるでしょう。

この、過渡期に教育を受けた人々は、ある程度自由があっても、

やはり、「真面目な人」でなければならないという、
世間の風潮によって、内面にある葛藤は隠され、

内面と外面が異なる二重の姿を持つしかないまま、
大人になってしまったのです。

言い換えれば、

どのように行動すれば良いかは学んだとしても、
心をどのように持つべきかは重要視されなかったため、

自分の心の傷を処理する方法を知らないのです。

ただ、真面目に生きることが、美徳と学んだため、
自分を無条件に譲ってしまい、損害を受けたとしても、

相手にやられる方が、真面目であると、考えてしまうのです。

それは、サタンの働きで、自分の貴さを失い、
崩れていったにいもかかわらず、

まるで神様が、そうなることを願っているかのように、
思えてしまうのです。

もっと深刻なのは、
それさえも、気付いていないということです。

「自己犠牲の意識」の原因は、性格が優しく、従順で、
いつも譲る気持ちをもっている人に、はっきりと現れます。

そして、真面目な人になって欲しいという、
親の気持ちを受けて育ったために、

家族全ての問題を、
自分が解決しなければならないと考えてしまいます。

このような意識を持った人の症状は、
自分の二重性に苦しむ一方、誰に対しても親切で、寛大です。

しかし、全ての人に親切にするためには、
大変なエネルギーが必要なため、

最も近い人物に対して、隠された自分の姿が現れて、
過度に怒ることがあります。

自分の思いや意見を主張できないこと、
我慢しなければならない感情が多いため、
非常にストレスが溜まる傾向があります。

こうした生き方の結果、常に他人の目を意識し、
他人の機嫌を取るために、自分自身を失ってしまいます。

また、常に譲らなければならない、
全ての責任を取らなければならないという、

強迫感を抱き、すぐに自分自身を諦めて、
逃げ出したくなり、

他人が見ていないときは、無責任になったり、
誠実性を喪失したりします。

そして、自分の考えと意見を良く表現できないため、
他人にすぐ説得され、判断力が不足します。

自分が疲れてしまう程他人を助けるが、
限界になると蓄積されたストレスによって、怒りが爆発し、

最も近い人を苦しめる場合が多いです。

心を正直に表現できないまま人に仕えて生きていくことは、
自らの喜びを持てず、疲れた心で仕えることになり、

心と体が病んでしまいます。

自分の許容以上のことをしようとする心から、
この「自己犠牲の意識」は生まれます。

常に自分が真面目で良い人だと思われ、
褒められなければいけない、という、考えを捨て、

そんな姿も真実であると受け止め、
周りの人々と、分かち合う訓練が必要なのです。

そして、この「自己犠牲の意識」から抜け出すためには、

偽りから正直へと生活の態度を変えていき、
否定的な感情を、神様に正直に話すのです。

そうすれば、神様は最善のことができるよう、
知恵を与え、助けて下さいます。

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主は、よこしまな者を忌みきらい、直ぐな者と親しくされるからだ(箴言3:32)

偽りのくちびるは主に忌みきらわれる。真実を行なう者は主に喜ばれる(箴言12:22)

悪者のいけにえは主に忌みきらわれる。正しい者の祈りは主に喜ばれる(箴言15:8)

必要な人に、必要な時に、
届きますように。

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