昨日のブログのつづきから




小さいころから人見知りもない オープンな性格

日本よりアメリカでの生活のほうが長男には合っていたんだと思います。






どこの国の人とでも、フレンドリーに仲良くなれる息子が

日本に戻ってから1年後

誰とも会いたくなくなり、閉じこもりがちになってしまいました。






目の勢いがどんどん失われていく息子

自分と向き合うんだけど、前に進むことができない葛藤






お母さんは大丈夫だから、もう一度シアトルに戻っていいからと言っても

息子は今 帰ると逃げることになるからと。






そんなときに、

深夜たまたまテレビをつけると写真家のドキュメンタリー映画

写真の世界に惹きこまれるきっかけになりました。

あのときテレビをつけなかったら、写真はやっていなかったと思うと。






一生かけてやりたい 自分らしくいきる道をみつけた息子は

そこから、ブレることのない強い軸をもつことができました。







師匠と同じ大学を選び 

アシスタントをさせていただきながら、学ばせていただいたり


スポーツカメラマンのアルバイトや新聞社での写真のアルバイト


若いご夫婦の結婚式の撮影

プロのカメラマンには払えないといわれるかたに、ボランティア価格で

喜んでもらえるのが、何より嬉しいそうです。


格安航空券を使って、

バックパッカーでカンボジアやベトナムに写真を撮りに行ったり





写真のおかげで

たくさんの幅広い年齢の方々との素敵な出逢いがあり、

お金では買うことのできない、人生の充実感をあじわさせていただいている息子







あのとき、シアトルに戻らなくてよかったと。。。







関空までの送りに行く車のなかで

「いろいろあったけど、乗り越えて またシアトルに行けるなんて幸せだね」と 

「ほんとうに俺は幸せだと思う」 と






同じ時間は戻ってこないから、どんなときも

子育ては、瞬間 瞬間を楽しもうと思っています。


そして立派なお母さんより、ユーモアたっぷりの母になること

このおかんは頼れないなと思うとしっかりしますしね (笑)






立ち止まる時間は、自分らしく生きる道を見つける大切な時間だと

息子から学びました。






長くお付き合いくださいまして、ありがとうございます。

子育ても日々、勉強ですね ニコニコ