かぶら寿し | FLAP JACK!

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かぶら寿し


北陸の年末年始の風物詩、かぶら寿しです。
12月の頭頃から、店頭に並び始めます。
贈答品やお正月用に買い求められます。
“寿し”とはいってもご飯は入っていません。
かぶの厚切りの間に塩漬けした鰤を挟んで漬け込んだもの。
見た目はインパクトがありますが、味はとても上品。
しゃきしゃきして程よい酸味のかぶと脂ののった鰤。
さっぱりしつつ、鰤の旨味がむぎゅ~っと出てきて美味しいです。
一切れが大きいので食べるときは切り分けて。
彩りも唐辛子とにんじんの赤と、かぶらと?の白で紅白。
めでたい色のコントラスト。
(ただし、唐辛子は鰤の生臭みを消すためのものなので、食べるときは除けます。)
今回食べたものは義母からいただきました。
亡き義父が大好きで、お正月だけでなく、何かの節目の時には必ず食卓に上っていたそう。
義父の思い出に浸して食べるかぶら寿しは夫の身内にとって、特別な食べ物。
だがしかし。
夫はその大事なかぶら寿しをカレーを食べる際、福神漬け代わりに食べてました。
やめんかい。